国民・石上氏が神奈川県連代表辞任意向 比例落選

石上俊雄氏

 国民民主党神奈川県連の石上俊雄代表は22日、参院選全国比例での落選を受け、県連代表を辞任する意向を示した。神奈川新聞社の取材に対し、辞任に向けて「県連幹部の皆さんと相談したい」と話した。

 石上氏は労働組合「電機連合」の組織内候補として、2013年の参院選全国比例で旧民主党から初当選。昨年6月に国民県連の代表に選出されていた。

 今回の参院選では、電機産業の成長後押しなどを訴え、6年前から約4万票を上積みする約19万2千票を獲得。ただ、国民の獲得議席は3にとどまり、党内での得票順位が4番目だった石上氏は一歩及ばなかった。

 取材に「組織としては一丸となって十分に取り組んだ。訴えは受け止めていただいたと認識しているが、党の情勢などもあって厳しい結果となった」と話した。県連代表の任期は2年。

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