涼しげに八咫烏風鈴 熊野本宮大社

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境内に飾られた八咫烏の風鈴(和歌山県田辺市本宮町で)

 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は、色鮮やかな短冊に熊野の神鳥「八咫烏(やたがらす)」が描かれた「八咫烏風鈴」を境内でつるしている。盆すぎまで飾り、チリンチリンという涼しげな音色で参拝者を迎える。

 参拝者に涼を感じてもらいたいと、本宮町商工会(渕上太志会長)の協力で毎年取り組んでいる。

 風鈴は南部鉄製で、熊野地方に伝わる伝説「三体月」の模様が入っており、大きさは約6.5センチ。黄や赤、青など色鮮やかな短冊(長さ約27センチ)が付けられている。

 最上部に八咫烏の像をあしらい、ゆっくりと回転する台に88個、参道沿いに約200個を取り付けた。町内の商店の軒先などにも約80個を飾るという。

 和歌山市から夫妻で参拝に訪れた山本寛記さん(39)は「神聖で涼しげな感じがする」と笑顔で話した。