新卒タクシー運転手「高度資格者」に年収500万円 エムケイ

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 タクシー大手のエムケイ(京都市南区)は23日、来年4月入社の新卒者を対象に、語学や京都観光の知識に秀でた人材を「高度資格者」として採用する制度を創設したと発表した。1年目の年収を一般の新卒タクシードライバーより約100万円多い500万円に引き上げる。

 同社によると、新卒者を高度人材として好待遇で迎えるのは、タクシーを含む全国の運輸業界で初めてという。

 人手不足で新卒者の確保が難しくなる一方、訪日観光客の増加でガイド付き送迎ニーズは増えており、語学や歴史・文化などの知識にたけた人材を同社ドライバーの最上級職位「ファーストハイヤー」として育てる。

 26歳以下で卒業後3年未満の大卒者対象。普通免許の取得から3年経過し、英語や中国語の一定資格を有することが条件となる。入社までに京都・観光文化検定試験(京都検定)2級以上の取得も課す。1年目は最大10人を採用し、高卒者も入社4年以内に一連の条件を達成すれば同じ待遇とする。担当業務のステップアップとともに昇給し、入社7年目で年収800万円を見込む。

 エムケイの青木信明社長は「京都では高級ホテルの増加もあり、観光送迎の需要が引きも切らない。2025年には1500人のドライバーのうち2割を観光対応ができる人材にしたい」と述べた。