規則違反しバス追い抜き、暴言も 川崎市バス運転手停職

 川崎市は23日、市営バスの鷲ケ峰営業所に所属する男性運転手(49)を停職3月の懲戒処分としたと発表した。規則に反した運転を繰り返した上、注意されたことに逆上して同僚に暴言を吐くなどしたとしている。

 市交通局庶務課によると、男性運転手は5月31日午前10時20分ごろ、同市宮前区の停留所で停車中のバスを規則に反して追い抜き、その後、歩行者のいる横断歩道を制限速度を超過して走行した。

 同日、営業所で上司から注意を受けた後、別の職員に「誰が告げ口をしたんだ」などと声を荒らげ、ロッカーを蹴って壊すなどしたという。同課は「ルール違反の運転や職場の秩序を乱すなど、市バス運転手、公務員としての自覚に欠けている。猛省を求めるため処分を決めた」としている。

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