広島、劇的サヨナラ勝ち 9回2死からバティスタ同点弾、延長10回安部が決勝弾

広島・安部友裕【写真:荒川祐史】

9回2死からバティスタが起死回生の同点2ラン

■広島 6-5 中日(23日・マツダスタジアム)

 広島が劇的なサヨナラ勝ちを飾り、4連勝を飾った。23日、本拠地マツダスタジアムで行われた中日戦。3点ビハインドで迎えた9回に菊池涼の適時打で2点差に詰め寄ると、バティスタが起死回生の同点2ランを放ち、試合を振り出しに。延長10回に先頭の安部がサヨナラ弾を放って試合し終止符を打った。

 3点ビハインドで迎えた9回、中日の抑えの岡田をつかまえて、追いついた。1死から三好が中前安打で出塁すると、西川の一ゴロの間に二塁へ進塁。菊池涼の左前適時打で1点を返して2点差に迫ると、バティスタが大仕事をやってのけた。2ボール2ストライクからの5球目、岡田の投じたスライダーを捉えると、打球はセンターバックスクリーン左に飛び込む同点の23号2ラン。この日2本目のアーチで試合を振り出しに戻すと、延長にもつれ込んだ。

 延長10回に1死二、三塁のピンチを招くも、フランスアが相手のスクイズ失敗もあって無失点に封じると、その直後に劇的な幕切れが。先頭の安部が祖父江から放った打球は左翼スタンドへと飛び込むサヨナラ弾となった。

 中日は痛恨のサヨナラ負けで4連敗に。一時、4点のリードを奪いながら、8回にロドリゲスが1点を失うと、9回にクローザーの岡田がバティスタに同点2ランを浴びるなど3失点で試合を振り出しに戻された。10回に1死二、三塁で阿部が仕掛けたセーフティースクイズが失敗に終わると、その裏に祖父江が安部にサヨナラ弾を被弾した。中日は敵地・広島で戦った6試合は全敗と鬼門となっている。(Full-Count編集部)

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