窓口業務AI対応 利便性向上へ 島原市が実証実験

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AIによる窓口対応の実証実験に用いるタブレット端末=島原市上の町、市役所本庁舎

 長崎県島原市は23日、市役所本庁舎1階で、タブレット端末を用いた人工知能(AI)による窓口対応の実証実験を始めた。住民票などについて尋ねると、蓄積したデータから適した情報を自動で提供する仕組み。市民の利便性向上や業務効率化につなげたい考えだ。
 人間の問い掛けにAIが自動返答する「チャットボット」と呼ばれるサービスで「NBC情報システム」(長崎市)が技術協力し9月27日まで実施。総務省によると、行政機関の導入事例としては、横浜市のごみ分別案内がある。
 島原市では「しまばらんAI窓口」として、端末の画面に表示される「住民票」「印鑑証明書」など手続きを利用者が選択。「申請する方はどなたですか」などの質問に対し、チャット形式でやりとりが進む。選択肢にない質問などを入力すると、回答や関連事項も表示するほか、交付申請書への必要事項の記入も端末上でできるという。
 市政策企画課などによると、さまざまな質問パターンや不適切な回答内容のデータを集積する。導入の是非については今後判断するという。
 住民票を申請した同市城内3丁目の行政書士、古川武さん(69)は「操作に戸惑ったが慣れれば便利。今後も利用したい」と話した。