長崎電気軌道の300形2種類の模型発売

(上)発売された310号車みなとの模型(長崎電気軌道提供)、(下)発売された306号車の模型(長崎電気軌道提供)

 玩具メーカーのトミーテック(栃木県壬生町)は、長崎電気軌道(長崎市)の路面電車のNゲージ模型を発売した。モデルは1953年と54年に製造された300形車両で、一般塗装の306号車と特別仕様の310号車(愛称・みなと)の2種類ある。
 Nゲージは、レールの幅が9ミリで英語ナインの頭文字が名前の由来となった。300形の模型は、縮尺150分の1で長さ約70ミリ、幅約15ミリ、高さ(パンタグラフをたたんだ状態)約25ミリという手のひらサイズ。
 一般塗装は緑とクリーム色のツートンカラー。一方の「みなと」は、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインし、鮮やかな青色の外装と木材を多用した内装が特長だ。
 走行させるにはモーター付きの台車を別途購入する必要がある。税込み価格は306号車が2200円、310号車みなとが2500円。22日から長崎電気軌道の西町営業所(同市大橋町の本社内)、蛍茶屋営業所(同市中川2丁目)でも販売する(営業時間午前7時~午後8時、無休)。

© 株式会社長崎新聞社