あの“フラッシュJ”がバイブレーションに変身!!あらゆるフィッシュイーターが釣れる!!『フラッシュバイブヘッド』

バスフィッシングやライトゲームでもはや定番のソフトベイト『フラッシュJ 』がまたまたソルト界に激震!今度は独自ヘッドを搭載して、何とただ巻きするだけでバイブレーション化する『フラッシュバイブヘッド』の登場だ。ハードベイトとはひと味違うソフトな波動は、あらゆるフィッシュイーターに効果的なばかりか、幾度投げてもスレ知らず!ルアマガソルトはその圧倒的なポテンシャルを確かめるべく、Mr.フィッシュアロー・松本猛司さんと北へ向かった。

関西をはじめ、巷で大きな話題を呼ぶ噂の商品がコチラ⇩⇩

フラッシュバイブヘッド21g(フィッシュアロー)

注目ポイント①トサカヘッド

バイブレーションを生む動きの要

ヘッド部から上方向に突き出たメタル板がアクションの決め手。受けた水を切り裂き後方へと伝えて跳ね返し、連続したバイブレーションの動きを生む要だ。

注目ポイント②3WAYアクションアイ

前:タイト/中:レギュラー/後:ワイド。メタルバイブでお馴染みの使用法

スナップを前に付けるほど、水中での姿勢は水平寄りになり、後ろに付けるほど前傾姿勢。アクションは見出しの通りで、水質やプレッシャー次第でアイの装着位置を選びたい。

注目ポイント③ヘッドカラー

カラーは全3色。似て非なるホログラム

反射効果を身に付けるホロでカラーリングされたヘッド部は3パターン存在。現時点では単体での発売はなく、フラッシュJとのセットで発売されるため、3タイプを使い分けるには各色を揃える必要がある。ここぞという場面でカラーの差が出る可能性も。

■スペック
●セット内容:フラッシュバイブヘッド×1、フラッシュJスプリット4”SW×2
●ヘッド自重:21g
●全長:120mm
●カラー:全6色
●価格:1250円

Fish Arrow

解説は勿論フラッシュJの生みの親、徹底した現場主義を貫くMr.フィッシュアロー!

松本猛司(まつもと・たけし)さん
/淡水海水問わず、夜討ち朝駆けで全国を駆け巡るMr.フィッシュアロー。現場の第一線で鍛え上げたソウルフルな実弾が各地のフィールドで多大な支持を受ける敏腕プロデューサーだ。国内ビッグベイトの元祖・モンスタージャックを始め、フラッシュJ及び各派生モデルなど数々のスマッシュヒット作を生み出している。

ソフトなバイブはなぜ圧倒的に釣れるのか?

「あらゆる魚種に威力を発揮してくれるソフトベイト『フラッシュJ』にまた新たなパワーを与えるのがこのヘッド『フラッシュバイブヘッド』。元々はフラットフィッシュ専用として開発したわけじゃないんですよ」

時期は6月初旬、場所は宮城県仙南サーフ。まだ夜も明けぬ丑三つ時を過ぎた頃、Mr.フィッシュアロー・松本猛司さん率いる、宮城ローカル御一行は現場に到着。空に明かりが差すまでの待機中に松本さんはこう語り始めた。

話を聞けば、既に青物にロックフィッシュ、タチウオやチヌ、さらには淡水のバスとありとあらゆる魚種で威力を確認済み。今回は東北方面からサーフで好調との報を受け、いざ実釣と相成った。

松本さん「昨秋のテレビ番組で、メーカー対抗タチウオ釣り大会をしたんですよ。えぇ、防波堤からです。当時は『トサカヘッド』って呼んでたんですけど、プロトでウチのスタッフがひとりだけ入れ食い!ワインドする必要もなく、投げて巻いただけで圧倒的でしたね」

発売を待たずして巷で大きな話題を呼び、早期発売を求める声が多数。なぜフラッシュバイブヘッドは釣れるのか、なぜ他より圧倒的なのか。当釣行でその秘密に迫ってみた。

ソフト&ナチュラル、ルアーの力が釣果に直結!

取材当日のファーストヒットは同行していた若手テスターの中山さん。竿を激しく絞り込んだ末に上がってきたのは80cmクラスのシーバス。初のメディア取材はフラッシュバイブヘッドで華々しいデビューを飾った。
松本さんにもグッドコンディションのシーバスがヒット!

先行者ノープロブレム!スレ知らずのソフト版バイブレーション!

フラッシュJの新たな進化版は、ヘッドに装着されたバイブレーションタイプ。フラッシュJスプリット4inchが逆さま?

松本さん「ボディバランスを追求するとこのセッティングで最もよく振動します。それに内蔵プレートが背中側になるので、フラッシング効果も強い」。

敢えての逆付けが最大限の威力を発揮するのだ!!

松本さん「何も難しくないんです。投げて巻くだけで釣れますよ!」

取材場所である仙南サーフは東北ではメジャーポイント。先行者多く叩かれ気味のフィールドでもわずか数投で結果を見せたフラッシュバイブ。その理由とは?

松本さん「動きはバイブレーションと言っても、ハードベイトとは異なってソフトベイト。そのナチュラルな波動とシルエットは魚に違和感を与えず、何度投げてもスレ知らずなのかな」。

小型のヒラメもゲット。しかし季節はヒラメからマゴチへと移行。この後とんでもないラッシュが待っていた。

創意工夫次第で釣果はさらに倍増へと!

空が明るくなり始めるや、同行していた東北ソルト界の重鎮・佐藤さんが本日初となるマゴチをキャッチ。シーバスが外道扱い(!?)となる発言もこの地、この企画ならではか。

ティップを下げてごくゆっくり巻く佐藤さんがピックアップしたフラッシュバイブヘッドを見ると、テールフックにブレードチューンが施されていた。濁りの中でもフラッシングを強めてバイトを得る戦略だった。
取材当日は小雨ながらも、大降りの直後。若干濁った水質で活躍したのがこのブレードだ。フラッシングと共に強い波動を発生して、よりスローなリトリーブを可能にしてレンジコントロールも的確に。テールをカットすればブレードとの絡みも少ない。

チーム・フィッシュアローの面々はブレードチューンを軸に、三ツ又キャロ、ダウンショットと各自スローな展開へと。しばし釣れ続いたが、5時40分の満潮で潮止まりを迎える頃、反応が薄れる。

その時、沈黙を破り、ひとり釣果を重ねたのが松本さんだった。

フラッシュバイブヘッドの力、他の追随を許さない!?

佐藤さん「『松本さんだけなぜ釣れるのか?』とよく見ていたら、鋭いリフトで持ち上げて、ラインテンションを保ったままのカーブフォールで喰わせていましたね。釣れる方法はすぐに真似してみないと(ニヤリ)」

そう言うや、即座に釣果を重ねていく佐藤さん。そしてチームの面々もそこに続く。もちろん松本さん自身も。そうこうしているうちに、満潮からの下げ7分を過ぎる。しかし、なおも釣果は止まることを知らない。俗に言う『入れ喰い』という状態だ。

松本さん「釣れ続けるから、止め時がわからないね(笑)。もう満足したよ(笑)」

投げて巻くだけで釣れる。リフト&フォールでも釣れる。時には、ボトム放置でも釣れてしまう

今回はマゴチの数が多かったが、どんなフィッシュイーターにも強いであろうことは明らか。重すぎないから多くのタックルで使えるし、エギングタックルでも流用可能。ショアジギングでスパイス的に使うのももちろん有効だ

松本さん「ひとつ持っておくだけで、世界は広がります」

その言葉に偽りはない(断言)。

当日の『激』ヒットパターン

リフトで魚に注目させフォールで独自にアピール

キャストして着水後は着底を待ち、そこからが勝負。水平〜やや下方向に構えたロッドを鋭く上へアオって跳ね上げ。ロッド位置はそのままにラインのテンションを保ち、再び着底を待つ。
松本さん「この瞬間に『コンッ!』が多かったですね」
バイトがなければ竿を倒して再びリフトへ。

当日の使用タックル

松本「基本はショアジギング用全般で」

●ロッド:ラブラックスAGS96MLM(DAIWA)●リール+ハンドル:セルテートLT4000CXH(DAIWA)+LIVREコラボ フィッシュアロー限定モデル ファイヤーオーロラ52-58(フィッシュアロー)●ライン+リーダー:鯛ラバーカスタムPEボーンラッシュWX8 1号+ガリスFCアブソーバー アンフィニ スリム&ストロング5号(YGKよつあみ)

今回、松本さんは『やや強めの大物にも対応する』タックルを使用したが、よりライトなタックルでもOK。今後発売される軽量モデルならバスタックルでも存分に対応可能だ。

今回の実釣取材の模様はフィッシュアローの動画コンテンツ『THE STRONG POWER BAIT Vol.146 マゴチ編』でも公開中!!フラッシュバイブヘッドの使い方をマスターするなら是非見るべし!!

THE STRONG POWER BAIT Vol.146 マゴチ編

© 株式会社 内外出版社