九州文化学園の二卵性双生児の兄・後藤祐大朗と弟・遼介が攻守でチームに貢献。高校の公式戦で初めての先発バッテリーは納得できなかったようだが、4、5番に入った打撃で挽回した。3安打と気を吐いた捕手の遼介は「この大会に向けて調整してきたので」と胸を張った。
0-1の二回、無死から遼介の中前打を足掛かりに逆転すると、三回は左翼線二塁打で出塁した祐大朗を遼介が右中間二塁打でかえして追加点。先制点を許した先発マウンドは「ボールを置きにいった」と反省した祐大朗も、この鮮やかな連打には「気持ち良かった」と笑みを浮かべた。
2人をはじめとする好調な打線に加え、NHK杯で全7試合を1人で投げ抜いたエース山科を温存して手にした1勝。5年ぶりの4強入りが現実味を帯びてきたが、遼介は「負ける気はしないが、何があるか分からない。いかに平常心でプレーできるか」と自らに言い聞かせるように気を引き締めていた。
九文 対馬押し切る 双子の後藤兄弟、攻守で貢献
- Published
- 2019/07/24 11:10 (JST)
- Updated
- 2019/07/24 11:44 (JST)
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