夏の高校野球の神奈川大会準々決勝で24日、日大藤沢が4-1で記念大会の昨夏に準優勝した第一シード・鎌倉学園を下し、ベスト4入りした。
27日の準決勝は桐光学園-向上の勝者と対戦する。
日藤はエース左腕・武冨が快投。直球と勝負球のスライダーを制球良く四隅に配し、計10奪三振で1失点完投した。
打線は二回1死二塁に森田の中前適時打で先制。六回に牧原の左翼へのソロ本塁打でリードを広げ、九回に再び牧原の2点適時三塁打で突き放した。
4強入りを狙った鎌倉学園は1点を追う四回に徳田、磯崎の連打で無死一、二塁の好機を演出したが無得点に終わって流れを引き寄せられず。それでも3人をつぎ込んだ継投リレーで踏ん張り、九回には川瀬の右犠飛で1点を返して意地を見せた。
日藤の山本秀明監督は「選手は球場入りからニコニコしていて、試合も伸び伸びやってくれた。武冨が低めを丁寧に投げてくれた」と話していた。