両軍合計35安打26得点の死闘をヤンキースが制す

【ヤンキース14-12ツインズ(延長10回)】@ターゲット・フィールド

4回終了時点で6点のビハインドを背負っていたヤンキースは、5対9と4点ビハインドで迎えた8回表に5点を奪い、逆転に成功。8回裏にミゲル・サノーの16号2ランで再びリードを奪われたものの、9回表にアーロン・ヒックスの11号2ランで再逆転し、9回裏にホルヘ・ポランコの犠牲フライで12対12の同点に追い付かれるも、延長10回表にグレイバー・トーレスのタイムリーなどで2点を勝ち越し、そのまま14対12で勝利を収めた。ヤンキース5番手のアロルディス・チャップマンが今季3勝目(2敗)、7番手のチャド・グリーンが今季初セーブをマーク。ツインズはリリーフ陣が崩れ、7番手のコール・スチュワートが今季2敗目(2勝)を喫した。

延長10回表にヤンキースが2点を勝ち越し、勝敗の行方が決したように思われた一戦は、最後の最後まで目の離せない展開となった。2点リードの延長10回裏、ヤンキースは6番手のアダム・オッタビーノがマウンドに上がったが、3つの四球を与えて二死満塁のピンチ。ここでアーロン・ブーン監督はオッタビーノを諦め、7番手のグリーンを投入した。マックス・ケプラーの打球は、左中間を襲う長打性の当たりに。しかし、抜ければ一気に逆転サヨナラというこの打球を、中堅ヒックスが見事にダイビングキャッチし、両軍合計35安打26得点の大乱戦を締めくくった。なお、ヤンキースのディディ・グレゴリアスは6号3ランを含む5打数5安打7打点の大暴れ。ヤンキースの選手が5打数5安打で7打点以上をマークするのは、ベーブ・ルース、ジョー・ディマジオらに次いで球団史上5人目の快挙となった。

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