ネットで木材需要拡大へ 龍神村森林組合、施主と工務店つなぐ

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紀州材が並ぶ龍神村森林組合の製材所(和歌山県田辺市龍神村安井で)

 和歌山県田辺市の龍神村森林組合(眞砂佳明組合長)は、木造住宅を建てたい施主と工務店をつなぐインターネットのサイトを来年春に立ち上げる。組合では、良質な龍神材の需要が県内外に広がると期待している。

 組合によると、岐阜県東白川村が運営しているインターネットのサイト「フォレスタイル」を参考に作る。サイトには、建築士や工務店が多数登録されており、国産材を使って木造住宅を建てたい施主が、工務店や建築士を選ぶ時の参考にできる他、希望する間取りなどを入力すると概算価格が示されるなど、家造りの参考になるシステムが組まれている。

 組合が、施主と工務店・建築士との間に入って支援する形となり、組合加工部の業績アップを図るだけでなく、龍神材を含む紀州材の販路拡大も目指すという。

 このシステムは東白川村が始め、現在は長野県信濃町が同村と提携して稼働していて、龍神村森林組合は3例目で、県内では初めての取り組みという。このほど、総務省の地域IoT実装推進事業として補助金が得られることになった。

 現在はシステムを作るための準備を進めており、稼働開始は来年4月1日を予定している。登録する工務店は県内外の10店、建築士は7人を予定している。