「ルパンの娘」大貫勇輔が視聴者の心を盗む!?「うっとうしくなく、愛されるように演じたい」

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「ルパンの娘」大貫勇輔が視聴者の心を盗む!?「うっとうしくなく、愛されるように演じたい」

現在、毎週木曜午後10時から好評放送中のドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)。ヒロインの三雲華(深田恭子)の前に突然現れ、ミュージカル調で歌い踊りながら話し始める円城寺輝は、SNSでも「円城寺が出てくるとめちゃくちゃ面白い!」と話題になっている。今回は円城寺役を演じる大貫勇輔に、円城寺というキャラクターを作り上げるための秘話などを伺った。

──台本を初めて読んだ時、円城寺というキャラクターについて思ったことを教えてください。

「原作にはないオリジナルキャラクターなので、参考にするものが最初はなかったんですが、監督から『妖精っぽく演じてほしい』と言われていました。初めに台本を読んだ段階では、ミュージカル調にというのも、どのくらいやったらいいのかなど、分からないことが多く、正直不安でした(笑)。衣装合わせや事前の打ち合わせを経て、『あっ、こんな衣装を着るんだ』とか『こんな音楽に合わせてこんなふうに歌うんだ』などのイメージが湧いてきました。そのイメージで読み合わせをやってみたところ、『その方向でいいと思う』というのを監督が言ってくださいました」

──役のイメージを現場ですり合わせていったという感じでしょうか?

「自分で役の動きを何種類か作って現場で実際にやってみて意見を聞いて、『それちょっとやりすぎだね』とか『もうちょっと足りないから、こうしてみて』など、現場でイメージを確定させて撮る感じでした。自分の中でイメージを作って現場に臨んではいたのですが、円城寺のキャラクターが完成したのは現場だったと思います」

──実際に放送をご覧になって、どう感じられましたか。

「自分ではかなり濃く演じたつもりだったので、作品の中で浮いてしまっていないか不安でしたが、実際に見てみると周りのキャストの方が役柄的にも本当に濃かったので、円城寺も溶け込んでいてほっとしました。もっとやってもよかったなと思うくらいです(笑)。物語自体はやはりすごく面白いです。“わーっ”とやっていた中で、急に“スッ”と落とすところが笑える感じで。本当に今後どうなっていくのか期待があおられる感じでした」

──第1話では円城寺が華と桜庭和馬(瀬戸康史)の出会いの話を聞いて、「やべえ話だな」と落とすシーンがありました。

「誰もがやばい話だと思っているところで、実際に言うことで、『やっぱそうだよね!』という共感ポイントというか。『いや、お前も結構やばいやつだよ』とか、『お前が言っちゃう?』みたいなツッコミどころ満載な感じが面白いと思います。円城寺自体も突然、歌いだしたり、踊りだしたりする変わったキャラクターなんですが、今後うっとうしくなく、かわいらしいと感じてもらえるように演じていきたいなと思います」

──ミュージカルなどの舞台とドラマの両方に出演されている大貫さんですが、演じ分けはあるのでしょうか。

「はい、すごくあります。舞台だと見ている方々に“見る”ということや“何かを取る”ということを明確に伝えなければならないですし、発声も全く違う。カメラがない分、後ろを向いた時には背面を意識して、カメラではない広い視野を持って演じなければならない。ドラマでは、カメラがあってそこに対してどう映るかということが大切だなと感じます。顔の角度、目の動き、息の吸い方、吐き方、間の取り方など…本当に1秒違うだけで全く違う印象を受けるので、すごく繊細だなと感じます。ですが、今回はドラマでも、『もっと大げさにやってほしい』など、ミュージカルなどを経験してきた自分の経歴を生かせる役をいただけて、ありがたいです」

──会見で「誰かの〇〇を盗めるなら何を盗みたいか」という質問で、渡部篤郎さんが「大貫さんの経歴を盗みたい」という回答をされていました。それを聞かれていかがでしたか?

「うれしかったです! まず読み合わせの時に僕だけ立ってやったんですよ(笑)。そうすると渡部さんが『あいつ立ったよ』とおっしゃってたみたいで、そこからおそらく『あいつなんなんだ』と思ってくださってて。その後に渡部さんの奥さまが僕の話をしてくださったみたいで、『“彼はすごいダンサーなのよ”って言ってたんだよ』と、制作発表の前に渡部さんが言ってくださいました。そこから、『君はいつから踊り始めたの?』など、いろいろな質問を渡部さんの方からしてくださって。さらには制作発表の場で僕の経歴を盗みたいと…。本当に光栄だなと思います。渡部さんのことが本当に大好きなので、めちゃくちゃうれしかったです!」

──円城寺も泥棒ということで、今後盗みに入るシーンもあるかと思うのですが「Lの一族」の泥棒スーツのような衣装はあるのでしょうか?

「実は今後、盗みに入るシーンはあるみたいなのですが、衣装は…何を着るんですかね?(笑)」

──泥棒スーツを着てみたいなど、何か希望はありますか?

「希望ですか…。あまり帽子はかぶりたくないんですよね。落とさないように踊るのが結構難しくて。実は今も動きに制限がある中で撮影していて、帽子をかぶっていると本気で動けないんですよね。できれば帽子をかぶりたくないのと、動きやすい格好であればいいなと思います。泥棒スーツは似合うならば着てみたいです」

──今後の撮影についての意気込みを聞かせてください。

「円城寺はまだ華を愛しているのか、サポートしているのか何とも分からない存在なんですが、今後は華にどんどん近づいていくんですよね。華と和馬との三角関係では、視聴者の方に『頑張れ円城寺!』と応援してもらえるように、人間的な部分をうまく出していかれればと思うし、周りの素晴らしいキャストの皆さんに負けないように円城寺として、ぐいぐいと前に出ながらもバランス感覚を大事に演じられればなと思っています」

──最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

「純粋に、ただただ楽しんで見ていただきたいです! 笑ってもらえればうれしいですし、その中で華と和馬の恋愛模様、そして円城寺との三角関係を楽しんでもらえればなと。まさにラブコメディーの“ラブ”の部分と“コメディー”の部分を楽しんでいただければと思います!」

──ありがとうございました!

【プロフィール】


大貫勇輔(おおぬき ゆうすけ)
1988年8月31日生まれ。神奈川県出身。7歳から母の経営するスタジオでダンスを始める。祖父は体操のオリンピック強化選手、母や伯母も元体操選手という生粋のサラブレッド。17歳よりプロダンサーとして数々の作品に出演。ダンサー・俳優として、主な出演作品は、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」「メリー・ポピンズ」「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」「ピーターパン」、舞台「マシュー・ボーンのドリアングレイ」(主演)、ドラマ「高嶺の花」(日本テレビ系)など。「バレエ☆プルミエール」(WOWOW)では進行役で出演中。現在放送中の「ルパンの娘」では、ヒロインの華に思いを寄せる泥棒・円城寺輝役を演じる。

【番組情報】


「ルパンの娘」
フジテレビ系
木曜 午後10:00~10:54

フジテレビ担当 H・A