古坂大魔王が伝授「地方から世界へ発信」する方法! 「PPAP」に詰められたわかりやすさ、違和感、こだわりとは!

芸人の古坂大魔王が、22日に放送された「芸人先生特別編IN岡山」(NHK)に特別講師として出演し、岡山で悩みを抱える様々な業種の企業へ「地方から世界へ発信」をテーマに魅力をアピールする方法を伝授した。

古坂大魔王といえば、自身がプロデュースするピコ太郎の「PPAP」が全世界に広がり、再生回数は5億回(※)を突破した。このヒットの裏側には、綿密な計算と「愛」が溢れていた。それを今回、「地方からどう発信していいか分からない」といった岡山の様々な企業のために、出張特別講義を行った。

今回の講義でポイントとなったのは2つ。「わかりやすさ+違和感+こだわり」「バズるには、[多面的+一極集中] 投下」。

「PPAP」には、「わかりやすさ、違和感、こだわり」が全て詰まっている。1分という曲の短さ=わかりやすさ、怖そうな見た目で可愛く踊る=違和感、トラック制作での細部への執着=こだわり。特に、こだわりは重要で、世界流通しているブランドは徹底したこだわりを持っている。特にPPAPのトラックは、ジャスティン・ビーバーを発掘したアメリカの敏腕プロデューサーであるスクーター・ブラウン氏からも賞賛を送られた程である。また、「バズるには、[多面的+一極集中] 投下」とあるように、PPAPを投稿する前にあらかじめ周囲の関係者、友人等に、拡散を頼み、間髪入れず一気に仕掛けた結果、ジャスティンインパクトが起こり、更なる世界的ヒットへと繋がった。

講義の後半では「他社の商品をPRする」というワークショップを行った。他社商品とのコラボ企画を考えるグループや、素直に思ったことをそのまま文字に起こしたりするグループなど、それぞれが自由な発想で取り組んだ。各発表に対する会場の笑いに古坂大魔王は「今、受けた笑いは本物、岡山という共通項をもつ企業同士、協力し合い相互的に盛り上げていきましょうよ」と講義を締めくくると、会場からは拍手が沸き起こった。

(※ピコ太郎チャンネル、ウルトラチャンネル 合計再生回数)

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