今季ブレイクしそう!「隠れたプレミアのヤングスター」6人

今季のプレミアリーグ開幕も半月後に迫っており、2019-20シーズンがいよいよスタートする。

それを前に各クラブは様々な場所でキャンプを行っており、新戦力候補もピッチでそれぞれにアピールを続けている。

その中で、今季ブレイクしそうな若手選手とは誰なのか?『Planet Football』はプレミアリーグのクラブで印象を残している6名のヤングスターをピックアップしている。

ライアン・ブリュースター(リヴァプール/19歳)

彼の場合「隠れていた」とは言い難いかもしれない。プレミアのファンなら誰もが名前を知っている。しかし1年以上の離脱を余儀なくされるケガを経て、それは大きく後退してしまった。

しかし、リヴァプールは彼に5年の契約を手渡した。それは彼に対しての信頼を表すもので、それに応えるように彼はプレシーズンでゴールを量産している。

スターリッジがすでにチームを去っており、オリギが一貫性を欠いていることから、おそらく彼は今季多くのチャンスを得るだろう。ミルナーは「彼にとって毎日が力を証明するための機会になる。地に足を付けられなければ難しいことになるが、素晴らしいことに彼はハングリーだ。もし1秒でも気を抜けば、彼を追い抜く選手がたくさんいるからね」と姿勢を高く評価している。

メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド/17歳)

マンチェスター・ユナイテッドのアタッカーならば、ライアン・ギグスと比較されることはこれ以上ない褒め言葉である。それがスールシャール監督からかけられた称賛だった。

「彼はギグスを少し思い出させる。彼はこのチームに入る準備ができている。まだ17歳だが、毎日このチームで練習して学んでおり、自信を高めている」と。

リーズ戦でもインテル戦でも活躍を見せたグリーンウッドは、もしかしたら開幕戦のスタメンを争う立場にあるのかもしれない。

エディー・エンケティア(アーセナル/20歳)

昨季ウェルベックがケガをしたため、ローン移籍の予定を撤回してアーセナルに残ったエンケティア。しかしラカゼットとオーバメヤングがいたことでプレー時間を得ることは困難だった。

とはいえ今夏は違う。バイエルン戦、フィオレンティーナ戦のプレーを見れば、ウナイ・エメリ監督が彼に残留を求めたことは納得だ。そして出場機会も与えることを約束した。

「私は彼にここでのプレーに集中するよう言った。もし我々とともにいるならば、出場機会を与えることを約束できるからだ。プレシーズンでは我々が望むようなプレーをしている。ただ、その間に学ぶ必要はあるが」と。

ジョー・ウィロック(アーセナル/19歳)

昨季のヨーロッパリーグ決勝、メスト・エジルをジョー・ウィロックに替えるというウナイ・エメリの決定は、2つの理由で重要だった。監督はすでにエジルを信頼していないこと、そしてウィロックを高く評価していること。

彼は今回のアメリカツアーに帯同を許された13名の若手選手のうちの一人で、バイエルン戦では中盤の役割を任され、フィオレンティーナ戦ではゴールまで決めた。

「彼は全面的に成長している。昨季とはパフォーマンスが全く違う。おそらく、我々の考え方を知り、そして魂を改善させたからだ。とても大きなモチベーションと野心を持っている。だからいいパフォーマンスが出せる」とエメリ監督は公式サイトのインタビューに語っている。

ビリー・ギルモア(チェルシー/18歳)

補強禁止処分を課せられたチェルシー。若い選手にとっては大きなチャンスでもあり、フランク・ランパード監督もそこに目を向けざるを得ない状況がある。

メイソン・マウントやタミー・アブラハムに注目が集まる中、ビリー・ギルモアもランパードの目を引くプレーを見せた。「彼が2試合で見せてくれたレベルとキャラクターは素晴らしいものだったよ」と監督も太鼓判を押した。

残念ながら、シニアの選手が休暇から戻ってきたため彼は日本へのツアーに帯同しなかった。しかし川崎フロンターレにあの試合をしてしまったことを考えれば、ギルモアにとってはそれも良かったのかもしれない。

タクガロ・ハーニャ・レシャベラ(レスター/19歳)

レスター・シティはブレンダン・ロジャーズ監督の就任後初のマーケットを迎え、多くの有望な契約を結んできた。しかしその一方、指揮官は若い選手のプレーにも感銘を受けている。

フランスでのプレシーズンキャンプには9名のU-23選手が帯同しており、スカンソープとの試合で活躍したレシャベラには注目が集まった。

「何人かの若い選手を見て、私はとても満足したよ。非常にうまくやっていた」とロジャーズは語る。南アフリカ出身のMFレシャベラは、今季中盤で間違いなく出番を得ることになるはずだ。

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