「あさイチ」出演で話題沸騰!!「なつぞら」番長・板橋駿谷、再登場の準備は「もちろんできています!」

「あさイチ」出演で話題沸騰!!「なつぞら」番長・板橋駿谷、再登場の準備は「もちろんできています!」

7月25日に放送された「あさイチ」(NHK総合)への生出演がSNSなどで話題になっている板橋駿谷さん。板橋さんといえば、放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、広瀬すずさん演じるヒロイン・なつの高校の同級生、番長こと門倉努役を演じ、第4週でのインパクトある登場シーンやコミカルな演技もさることながら、板橋さん自身が34歳(放送当時)で高校生役を務めたことでも話題になりました。

その後、ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)の第8話で月9初出演を果たし、最近では民放のバラエティー番組に出演するなど活躍の場を広げ、トークの面白さでも注目されています。そして、何より“「なつぞら」再登場”を熱望するファンの方が多いようです。そんな板橋さんに、お話を伺いました。

──初登場された際には、SNSで話題になりました。朝ドラのすごさを感じましたか?

「ロロという劇団で芝居をしているのですが、『なつぞら』に1日出ただけで、一気に『板橋駿谷』という名前が世の中に出て、驚きました! “こんなことってあるの?”て思いました。5月の終わり頃までずっと“これはうそなのでは?”と思っていて、この盛り上がりはすぐ終わるのではないか…と不安な気持ちもありました(苦笑)。自分の人生になかったことなので、これだけ見られている、これだけファンがいるということを実感し、朝ドラのすごさを目の当たりにした気がします」

──周りの反響について、実感はありますか?

「とにかくいじられます(笑)。よく小劇場などに観劇に行くのですが、知り合いに会うと『あ、番長!』って呼ばれるんです。先日、木野花さんに初めてお会いした時も『見てるよ、朝ドラ』って言われて。お会いしたことのない芸能人の方にまで知ってもらえているのはうれしい。自分にとって遠くの存在の方も近くの存在の方も、みんなが知ってくれて、そういう意味では、僕のことを面白がってくれる幅が広がりました。例えば、(故郷の)福島の小学校からの友達や、学生時代の友達が、僕の知らないところでSNSで発信してくれて、僕が出ていることを喜んでくれている現象にすごいなって思うし、距離感がよりグッと変わったように思えてとてもうれしいです」

──SNSでは番長の再登場を待ち望んでいる方が多いようです。ズバリ、再登場の準備はできていますか?

「もちろんです! いつでも再登場できるように体も鍛えて、いつ頃誰に告白して、いつ頃結婚して、その結婚までにどんなアプローチをしたのか…大人になった門倉のそのあたりのイメージはしっかりできています(笑)」

──最近は、バラエティー番組にも出演されていますが、お芝居との違いを感じますか?

「すごく緊張します。自分はすごくおしゃべりが大好きなので、つい何か面白いことを言いたいって思ってしまうんですが(笑)、収録中は、芸人さんに圧倒されっぱなし! “うわっ、面白い! そのワード思いつかなかった~”って…(笑)。芸人さんと共演できるのはとても楽しいですし、勉強になります。緊張感を持ちながらも楽しむようにしています。 “あいつ面白かった”って言われたらすごくうれしいですね」

──今後もバラエティー番組には出演されたいですか?

「芝居ありきで、これからもバラエティーに出たいです。そして、バラエティーで自分を知ってもらって、そのうえで芝居を見てもらって、芝居ってこんなに面白いんだって、楽しんでもらえるようになれたらと思います。そんなふうに面白い輪が広がることをやっていきたいですね」

──これから挑戦してみたいジャンルや役柄はありますか?

「絶対にお侍さんです! 『七人の侍』『三匹が斬る』『椿三十郎』とか、かっこいいですよね。侍役はちゃんとやってみたいので、大河ドラマに出たいという気持ちはすごくあります。ただ、頭が大きすぎて自分に合うかつらがなかなかないらしいんですが…、たぶん侍姿は似合うはずなので、ぜひ時代劇に挑戦したいです」

──朝ドラ出演でファンの方の層も広がったと思います。ファンの方へメッセージをお願いします

「これからも、いろいろなことに挑戦していきたいと思っています! それを毎回皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです!」

お芝居に対する熱い思いをお話してくださった板橋さん。時に真剣に、時に面白おかしくお話される姿に、今後の活躍がますます楽しみになりました。劇中で描かれていない高校卒業後の番長のストーリーはしっかりイメージできているとのことなので、今後の「なつぞら」再登場も期待せずにはいられません。そして、近い未来、大河ドラマでかつら姿の板橋さんを見てみたいですね。

先日、都内で行われた「なつぞら」スペシャルトークショーで、板橋さんは「皆さんの記憶に残らなかったら、少しでも注目されなかったら、役者を辞めるきっかけになるのではと思っていた。そのくらい、『なつぞら』は人生の転機となった作品」とおっしゃっていましたが、まさに、これを機に着実に活躍の場を広げているようです。今後どんなジャンルで、どんな役柄で魅了してくださるのか、皆さんもぜひ注目してみてください。

【プロフィール】


板橋駿谷(いたばし しゅんや)
1984年7月1日生まれ。福島県出身。劇団ロロ所属。放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」にヒロインの同級生・門倉努役で出演。2019年公開予定の映画「歩けない僕らは」に出演。ほか、舞台、映画、ドラマと幅広く活躍中。

【番組情報】


連続テレビ小説「なつぞら」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム 月~土曜 午前7:30~7:45ほか

取材・文/Y・S

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