8月4、5日にピースウイーク 憲法9条などテーマ 伊藤千尋さん講演 県勤労福祉会館

 長崎原爆の日に合わせ、平和を考える催しを毎年企画している「ピースウイーク」実行委は24日、ジャーナリスト、伊藤千尋さんの講演を8月4、5の両日、長崎市桜町の県勤労福祉会館で開くと発表した。4日は憲法9条の堅持、5日は11月に来崎予定のローマ法王フランシスコの出身地である中南米の民主化運動などがテーマ。
 伊藤さんは朝日新聞社記者としてロサンゼルスやサンパウロなどの特派員を経験。2014年からフリージャーナリストとなり、「九条の会」世話人や「コスタリカ平和の会」共同代表も務める。講演では日本国憲法が世界からどのように受け止められているかや、フランシスコの出身地アルゼンチンで、かつての軍事政権が民主化を弾圧していた歴史などを語る。
 参加費は4日が千円、5日が500円(いずれも大学生以下無料)。4日の参加者には5日の講演が無料になる「ピースウイーク協賛券」を配る。すでに協賛券を持っている人は両日とも無料で参加できる。
 問い合わせは実行委(電090.8414.2398)。

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