中国地方が梅雨明け 平年より4日遅く

きょう午前10時ごろの広島市中区の様子。(撮影:岡田良昭)

きょう25日(木)午前、広島地方気象台は中国地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて4日遅く、昨年に比べて16日遅い梅雨明けとなった。

 今年の中国地方の梅雨入りは、6月26日と平年に比べて19日遅く、梅雨期間はおよそ1か月だった。また、梅雨の期間の降水量は、浜田(島根)で181.0ミリと平年の59%、松江で201.0ミリと平年の70%、広島で293.0ミリで平年の100%となるなど、山陰を中心に平年の降水量を下回った所があった。

きょう午前10時30分ごろの鳥取市の様子。(撮影:熊澤里枝)

 きょうの中国地方は一部で雲の出ている所もあるが、晴れている地域が多くなっている。向こう一週間は、太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みだ。最高気温は平年並みか平年より高い予想で、厳しい暑さが続く予想となっている。
 
 25日11時現在、まだ梅雨明けが発表されていない地方は、東海、関東甲信、東北南部、東北北部となっている。なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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