韓国・求礼郡の中学生 姉妹都市の雲仙訪れ交流 足湯やイルカウオッチング楽しむ

歓迎式であいさつする求礼郡の中学生(中央)=雲仙市、吾妻町ふるさと会館

 韓国・求礼(クレ)郡の中学生12人が22日から25日までの日程で姉妹都市の長崎県雲仙市を訪問し、地元の中学生と交流を深めている。

 求礼郡と雲仙市は、それぞれ国内で初めて指定された国立公園があるという共通点から、2007年に姉妹都市協定を締結した。中学生交流事業は2012年から取り組み、8回目。

 求礼郡の中学生は22日に雲仙市入りし、小浜温泉で足湯や蒸し料理を堪能。23日には吾妻町ふるさと会館で歓迎式があり、地元の中学生と顔を合わせた。求礼山洞(サンドン)中3年のキム・ヒョンスさん(15)は「足湯はとても気持ち良く、温泉も最高」と笑顔。雲仙市立国見中2年の久山永遠さん(14)は「韓国の文化を学んで仲良くなりたい」と話した。

 生徒たちは寝食を共にしながらイルカウオッチングや雲仙岳災害記念館(島原市)を見学して交流。30日からは雲仙市の中学生が韓国を訪問する。

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