開幕前に知っておきたい 今さら聞けないTリーグの基礎知識

写真:水谷隼(木下マイスター東京・写真左)、石川佳純(木下アビエル神奈川・写真右)/撮影:ラリーズ編集部

8月29日に2年目のシーズン開幕を迎える卓球Tリーグ。

今回は、「今さら聞けないTリーグの基礎知識」と題し、試合形式から開催地、登録選手、チケットの買い方にいたるまでを紹介する。

開催時期はいつ?

2019-2020シーズンのTリーグは、8月29日を皮切りに2020年2月16日までリーグ戦を行うスケジュールとなっている。

リーグ終了後、優勝チームを決するプレーオフが開催される予定だ(日程は未定)。昨年度2018-2019シーズンは2018年10月24日に開幕し、2019年2月24日までリーグ戦を実施。今期は昨シーズンよりやや長いリーグ戦期間となるようだ。

どこで観られる?

Tリーグの試合は日本各地で開催される。

Tリーグ全8チームのホーム都道府県は東京・神奈川・埼玉・大阪・名古屋・岡山・沖縄だが、それ以外の街でも数多くの試合が開催されるのがTリーグの特徴だ。2019-2010シーズンのリーグ戦はシーズン終盤の一部の試合を除き、既に試合会場が決定されている。

上記の都道府県以外では、徳島・山梨・岐阜・宮城・福岡・茨城・静岡・山口で開催される予定だ。

住んでいる地域から近い会場の試合を狙って観戦に行ってみるのも良いだろう。

試合形式は?

Tリーグの公式戦は5試合勝負の団体戦。

第1試合のダブルスにはじまり、第2試合以降はシングルスの試合が行われ、先に3勝したチームの勝利となる。

ダブルスは2ゲーム先取、第2〜第4試合のシングルスは3ゲーム先取。各の試合の最終ゲームは6-6からスタートとなる。

ビクトリーマッチと呼ばれる第5試合のシングルスは1ゲーム11点先取とする試合形式が採用されている。

どんな選手が出場する?

Tリーグは、世界ランキング上位選手を所属させる規定がある。チームの中心は国際試合で活躍する外国人選手や、日本代表クラスの選手たちだ。

有名どころでは、リオ五輪メダリストの水谷隼、丹羽孝希、石川佳純。さらに世界の舞台でも活躍する若手選手の張本智和、平野美宇、早田ひななどが選手登録されている。

日本は中国に次ぐ卓球強豪国だ。日本代表レベルの選手たちのプレーは世界最高峰。彼らのプレーを間近で観戦できることもTリーグの大きな魅力の1つだ。

チケットはいくら?どこで買える?

実際に観戦するとなれば、気になるのはチケットの価格だ。

対戦カードや試合会場によって異なるが、今シーズンのチケット価格は概ね2000円〜17000円程度。高校生以下なら1000円のチケットも販売されている。安いチケットであれば2階自由席、高いチケットであればコート間際のエキサイティングシートと席種も豊富だ。

人気の対戦カードでは早くも完売席種が出ており、興味のある試合を見つけたら早めにチケットを確保しておくのが得策だろう

以上、Tリーグに関する基本情報をまとめた。

誰もが一度はプレーしたことのある卓球。身近なスポーツでありながら観戦に訪れたことがない人も多い。トップレベルの試合を一度観戦してみればその魅力に気づくことができるかもしれない。

五輪でもメダル獲得に期待が持てる卓球、Tリーグを観戦して東京五輪の予習をしておくことをオススメしたい

文:石丸眼鏡

© 株式会社ラリーズ