中国・成都が世界をリードするスマートメディアシティー建設へ

中国・成都が世界をリードするスマートメディアシティー建設へ

AsiaNet 79815(1394)

【成都(中国)2019年7月24日新華社=共同通信JBN】7月23日、Chengdu Media Group(成都メディアグループ)が企画した「2019 The 2nd World Culture Capitals - Tianfu Symposium(2019年第2回世界文化首都 - 天府シンポジウム)」が中国・成都で開催された。成都メディアグループは同イベントで、成都を未来のワールドクラスのインテリジェントメディアシティーとしてトップクラスに引き上げる取り組みである、Tianfu Smart Media City(天府スマートメディアシティー)プロジェクトを発表した。

同プロジェクトは、成都ハイテク産業開発区内のシンガポール・四川ハイテクイノベーションパークをプロジェクトサイトに選定、建設は3段階で完了し、開発は3年から5年かけて段階的に行われると理解されている。同プロジェクトは統合に重点を置き、新華網、people.com.cn、その他の中国の中央報道機関と提携、区と県の間の相乗効果の生成、国際放送機関との提携、全メディアにわたる膨大な通信容量を持つクラスターの創造を進めていく。同時に、5G、人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの最先端技術が導入され、メディアコンテンツ制作プロセスはアップグレード、更新され、スマートな工業団地管理システムが構築される。

機能的なレイアウトに関しては、天府スマートメディアシティーはSmart Media Integrated Development Center(スマートメディア総合開発センター)の創設を計画しており、現在、Chengdu Media Group Smart Media Center(成都メディアグループ・スマートメディアセンター)、Xinhua Net AI Rendered Anchor(新華網のAIが動かすキャスター)、China Central Television Creative Video Center(中国中央テレビ・クリエーティブビデオセンター)を含む多数のサポートプロジェクトがある。さらに、Smart Science and Technology Leading Platform(スマートサイエンス・テクノロジーリーディングプラットフォーム)、Industrial Integration Support Platform(インダストリアルインテグレーションサポートプラットフォーム)、Intelligent Management Service Platform(インテリジェントマネジメントサービスプラットフォーム)の3つの「ブースター」が導入され、全メディア間でのコンテンツの統合と共有、および業界全体でのエコロジーの相互啓発が実現される。

シンポジウムの開会式で、著名なグローバルマーケット調査会社ニールセン・カンパニーが「世界の新成長都市の文化と創造性のカリスマ(Culture and Creativity Charismas of the World's New-growth Cities)」に関する調査報告書を初公開した。文化と創造性で都市の魅力を測るため、同報告書は、都市の経済力、都市の消費力、文化的ソフトパワー、創造性リーダーシップ、人的資源を引きつける力、国際的影響力の6つの側面をベースにした文化・創造性評価指標システムを構築した。

成都は評価を受けた都市の1つで、文化的ソフトパワーや国際的影響力といった指標で比較的高い評価を受けた。Nielsen Sports and Cultural Entertainmentのケルビン・ワット社長の言葉によると、「成都が今後数年で、世界で最も急速に発展している都市の1つになると信じる理由がある」。

ソース:The Chengdu Media Group