仙台空港アクセス線用に車両の捻出を検討、日中も一部列車を4両編成で運転――JR東日本仙台支社

JR東日本仙台支社は7月25日、仙台空港アクセス線の利便性向上について、「仙台空港アクセス線用に車両の捻出を検討し、日中時間帯に2両編成で運転している一部の列車を4両編成で運転」すると発表しました。

仙台空港アクセス線は、JR東日本東北本線(仙台駅~名取駅間)、仙台空港鉄道仙台空港線(名取駅~仙台空港駅、2007年3月18日開業)の2路線から構成される鉄道路線で、仙台空港駅~仙台駅間の17.5kmを最短17分で結んでいます。現在の運転間隔は平均1本/25分。車両数は7編成で、JR東日本が4編成、仙台空港鉄道(株)が3編成を保有しています。

※資料画像:JR東日本仙台支社

1日平均乗車人員は、2007年の開業からしばらくの間は3000人を超える程度で推移していましたが、2013年度には4000人を突破。その後も仙台国際空港の民営化やインバウンドの増加により乗車人員は増え続け、2017年度以降は5000人を突破しました。2019年度の4~6月期は、杜せきのした駅に隣接するイオンモール名取の増床リニューアル(4月19日)もあってか利用者数が更に増加。輸送力の増強は喫緊の課題となっていました。

日中時間帯における一部列車の4両編成での運転は2020年度上期に実施予定。詳細なダイヤなどは決まり次第お知らせするとのことです。

※2019年7月26日 駅名の誤字を修正いたしました。

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