写真：星名コーチの指導を聞く生徒/撮影：ラリーズ編集部
コナミスポーツが、業界初となる卓球スクールの全国展開をスタートして約1年が経過した。現在は、全国182の直営店舗のうち約1割の19店舗に卓球スクールの導入が進んでいるが、中でも特に人気なのが「子ども向け卓球スクール」だ。今回はその実態を探るべく、東京・西葛西で開講中のスクールにお邪魔した。
「25級から1級まで」 段階的指導プログラムが子どもたちに人気
写真：コナミスポーツ テニススクール 西葛西/撮影：ラリーズ編集部
西葛西駅から徒歩1分の好立地にある「コナミスポーツ テニススクール 西葛西」。到着すると屋内の広々としたスペースに卓球台が3台あり、既に小学校低学年の子どもたちが集まっていた。
写真：卓球スクールを担当する星名勇太さん/撮影：ラリーズ編集部
卓球スクールを担当するのは、あの福原愛さんと早稲田大学で同期だったという星名勇太さん（31）。千葉県代表としてインターハイ出場経験もある実力者だが、過去に6年間お笑い芸人として活動していたという異色の経歴の持ち主でもある。
写真：まずはフォアハンドでの球突きから/撮影：ラリーズ編集部
平日夕方に行われたこの日のクラスでは、全員が元気よくあいさつと準備体操を行うと、最大の特徴である25段階の「段階的指導プログラム」に基づき、クラスが進行された。
フォアハンドで球つきを行う生徒から下回転をかける練習をする生徒まで、各自レベルごとに異なる課題に挑戦する。このように25級からスタートし、1級まで目指せる細分化されたプログラムは、体操や水泳の指導で長年培ってきたノウハウに基づいており、子どもたちにも親にも好評だ。
写真：バックハンドでラリーする生徒/撮影：ラリーズ編集部
入会から2か月で早くも「17級：バックハンドでのラリー」をマスターした小学4年生の生徒の母親は「とにかく息子が楽しそう。実は下の子も入会していて、今日は体調を崩して休んでいるのですが、行きたい！行きたい！とごねていたほどです」と目を細める。
前述の星名コーチも「教える側もやりやすいし、生徒さん側も全国的にコーチの質が保たれるという点で画期的」と段階的指導に太鼓判を押す。
全国で登録が進む卓球コーチ
写真：卓球スクールを担当する星名勇太コーチ/撮影：ラリーズ編集部
全国19箇所のコナミスポーツクラブ卓球スクールでは、星名さんのような熱意あるコーチが40人以上所属している。ベテラン指導者から卓球歴20年～30年の主婦、元実業団選手などその経歴は様々。すべてのスクールに共通するのが、卓球の楽しさを伝え、褒めて伸ばす指導ができるコーチの存在だ。
このコーチの層の厚さは、「週に1コマから副業でも指導可能」というフレキシブルな働き方が可能なコーチ採用要件によるところが大きいだろう。
拡大を続けるコナミスポーツの卓球事業
写真：コナミスポーツ卓球スクールの様子/撮影：伊藤圭
コナミスポーツクラブでは、成人向けの卓球スクールも開講されており、子ども向け卓球スクール同様に人気を博している。「コナミスポーツ テニススクール 西葛西」では、7月末までに入会すると卓球スクールがお得に始められるキャンペーンを実施もされており、成人・子ども問わず会員の積極募集を行っている。
今後も引き続き全国的に卓球スクール開講施設を増やしていく計画で、全国でコーチの採用も継続している。
全国的に発展を続けるコナミスポーツクラブ 卓球スクールに引き続き注目だ。
文：山下大志（ラリーズ編集部）
