快適グッズの売れ行き好調 夏物は鈍い出足【大分県】

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「速乾性があり、部屋干しにも対応したインナーウエアの需要が伸びた」と話す原口享子バイヤー=大分市のトキハ本店

 大分地方気象台は24日、梅雨明けを宣言した。期間は平年より短かったが、県内の小売店ではジメジメした時季を快適に過ごすための商品が売れ行きを伸ばし、一方で夏物商材の販売は苦戦した。いよいよ夏本番、商戦は夏物に移る。

 大分市のアミュプラザおおいたではレイングッズや生活雑貨などの売れ行きが好調だった。レインポンチョや防水スプレー、長靴用の中敷きなどが前年比1~3割程度伸びた。アロマやマッサージ関連グッズなど室内空間を快適にする雑貨類は同4割増。施設内にある映画館の来館者数(7月)も大幅に伸び、「雨続きで、外出するより室内での娯楽を楽しむ人が多かったのでは」と広報担当者。

 同市のトキハ本店では、部屋干し対応や速乾性の高い紳士用のインナーウエアやワイシャツが前年同時期に比べ大きく伸びた。紳士肌着バイヤーの原口享子さんは「乾きが早く、部屋干しの不快な臭いが残りにくいことから、梅雨時季の需要が高まった。リピーターも多い」と話す。通気性の良さと冷感素材のひんやりとした着心地も特長で、「これからの季節にも活躍してくれるアイテム」と今後の伸びを期待する。

 一方、アミュプラザでは水着の売れ行きが低調だ。例年7月上旬ごろから盛り上がりを見せるが、今年は前年同時期の7割程度にとどまる。その他の夏物衣料も約1割減と振るわない。トキハ本店でも例年に比べ、甚平やステテコ、籠バッグといった夏定番のアイテムの出足は鈍いという。

 各小売店は梅雨明けと同時に、出足の遅れを取り戻そうと夏物商材の売り出しに一層力を入れている。「気温がぐっと上がり、夏らしい天気になると夏物の消費は一気に動きだす。夏物商戦はこれから。旬を捉え、消費者が求める商品をしっかりと提供していく」と意気込んでいる。