チェルシー、補強禁止でも「売ったほうがいい」6名

プレシーズンツアーのために日本を訪れていたチェルシー。これからはイングランドに戻り、レディング、レッドブル・ザルツブルク、ボルシアMGと親善試合を行う予定となっている。

2回の移籍マーケットで補強が不可能になっていることもあり、今季は現有戦力をいかにランパード監督がうまく使っていくかにかかっているわけだが…。

しかしそれでも今夏のマーケットで売却すべき6名の選手とは?『FourFourTwo』のセレクトを見ていこう。

ダニー・ドリンクウォーター

この29歳のMFは2017年夏に3500万ポンド(およそ50.9億円)で獲得された。しかし、マウリツィオ・サッリ監督の下ではその能力がチェルシーに合致していないことが証明されてしまった。

フランク・ランパード監督は彼に猶予を手渡したようであるが、ロス・バークリーやジョルジーニョ、エンゴロ・カンテ、コヴァチッチに加えてルベン・ロフタス=チークまでプレーできる状況で、彼の必要性は薄い。ましてや週給10万ポンド(およそ1500万円)も稼いでいる選手に与えるような立場でもない。若い選手を使うべきだ。

ダヴィデ・ザッパコスタ

アントニオ・コンテ監督は、彼の好む5バック的なシステムでプレーするためにザッパコスタを獲得した。しかし右サイドでのポジションはセサル・アスピリクエタの後塵を拝しており、若いリース・ジェームズもいる。

ザッパコスタのチェルシーでの時間はすでに終わっているように見えるし、昨季1試合しかスタメン起用されていない27歳をキープする意味は乏しい。来季になればなおさら価値が落ちている可能性は高い。

ミシ・バチュアイ

2016年夏に3500万ポンド(およそ50.9億円)でマルセイユからやってきた「バットマン」バチュアイは、すでにチェルシーでのプレーが困難であることに気付いているはずだ。

今季はタミー・アブラハムが使えそうであるし、ウィリアン、ペドロ、オリヴィエ・ジルーに加え、カラム・ハドソン=オドイが戻ってくるし、クリスティアン・プリシッチもいる。前線のオプションはどう見ても足りていて、バチュアイを使うポイントはかなり少ないだろう。SNS担当として残すならば非常に有能なのだが。

ダヴィド・ルイス

この32歳のセンターバックは、もちろんまだトップレベルでプレーできるだけの力を持っている。しかし新しい血に入れ替えをするならば、このタイミングが適切だろう。

クルト・ズマはエヴァートンで間違いなく実力を高めてきたし、アンドレアス・クリステンセン、アントニオ・リューディガーがいて、さらにランパードがダービー・カウンティに引っ張っていった新鋭フィカヨ・トモリも使えるだろう。思い切って彼を売るなら今がいいのではないか。

ティエムエ・バカヨコ

2017年に4000万ポンド(およそ58.2億円)で獲得されたフランス人MFは最初から苦戦を続けており、昨季はミランにずっと貸し出されていた。しかも最終的には問題を起こしてガットゥーゾ前監督と衝突し、態度の問題がフィーチャーされた。

ドリンクウォーターと同じく、ロス・バークリーやジョルジーニョ、エンゴロ・カンテ、コヴァチッチ、ルベン・ロフタス=チークがいる状況で彼を残していく必要がない。さらにメイソン・マウントまで使えると考えれば、もはや「損切り」でも売ってしまったほうがいいのではないか。

マルコ・ファン・ヒンケル

彼が2013年からずっとチェルシーにいる理由がわからない、というのが大多数のファンの見解ではないか。貸出先のPSVでエールディビジのタイトルを獲得したが、結局昨季は一試合もプレーしていない。何があったのだろうか?

26歳になった彼は来日メンバーにも入っていなかったし、どういう扱いになっているのかさっぱりわからない謎の選手となっている。エールディビジでの活躍を考えれば、そろそろ放出したほうが両者のためだろう。

© 株式会社ファッションニュース通信社