京アニ放火犠牲者を悼む法要 上京・清浄華院で「初七日」

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清浄華院で営まれた放火事件の犠牲者を悼む法要(京都市上京区)

 京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、34人が死亡し34人が重軽傷を負った事件が発生して1週間を迎えた25日、浄土宗大本山・清浄華院(上京区)で、事件の犠牲者を悼む「初七日」の法要が営まれた。僧侶が祭壇に花や水を供え、犠牲者の霊を弔った。

 清浄華院境内には1788(天明8)年に起こった「天明の大火」の犠牲者を弔う供養塔があることで知られる。1864(元治元)年の「元治の大火」の際にも境内で法要が営まれるなど、同院は火災の犠牲者を弔ってきた歴史を持つ。

 この日、阿弥陀如来をまつるお堂「大方丈」には特設の祭壇が組まれ、「京都アニメーション火災物故者精霊」と書かれた水塔婆[とうば]が立てられた。袈裟[けさ]姿の5人は祭壇の前で読経し、念仏を唱えて犠牲者を追悼した。

 法要を営んだ松田道観さん(37)は「事件では同世代の人も亡くなったと聞いた。ニュースを見て心を痛め、僧侶としてやるべきことを考えて行った」と話した。