諫早大水害 62年 富川源流祭で犠牲者悼む 「災害は忘れた頃に」

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焼香する参列者=諫早市、大雄寺

 1957年の諫早大水害から62年を迎えた25日、本明川上流にある諫早市富川町の大雄(おう)寺では、富川源流祭と本野地区合同追悼法要があり、約100人が災害犠牲者らを悼み、防災への決意を新たにした。
 同地区社会福祉協議会が毎年開催。1699年8月の大洪水と翌年の大干ばつ犠牲者の霊を鎮めるため、富川渓谷の岩壁に刻まれた五百羅漢の前で式があり、大雄寺の福田智徳住職(36)らの読経の後、参列者が焼香した。
 同社協の藤山徳二会長(71)は「自然の怒りは忘れた頃に起きる。自然の恵みに感謝し、治水などの環境の総合的な整備に関係団体と協力し、努力を惜しまない」とあいさつした。
 市立本野小の6年生13人は参列者を前に「水害を教訓に、毎年大雨に備えた避難訓練をしている」「自然を守っていく」「平和であるためによく考えて行動する」と災害への心構えなどを発表した。