ロボット動かせます 大和で体験イベント開催

二足歩行ロボットの操作を体験する子どもら=大和市大和南

 子どもたちがロボットの操作などを体験できる夏休みイベント「やまとロボット週間」が25日、神奈川県大和市大和南の文化複合施設「シリウス」で始まった。入場無料、31日まで。

 イベントは、さがみロボット産業特区に参加している同市が、市民のロボット技術への関心を高めることを目的に2017年度から開催しており、ことしで3回目。

 1階のギャラリー会場ではロボットを操れるコーナーを開設。二足歩行のロボットを歩かせて、サッカーやバスケットのゴールに向かってボールを蹴ったり、投げたりできる。

 また、3種類のロボットが踊りを披露する「ダンスステージ」も用意。子どもたちはロボットと一緒にラジオ体操などを楽しみ、参加した小学4年の男児は「ロボットの素早い動きに驚いた」と笑顔だった。

 話す人の顔を見て会話をする「PALRO」や、アニマルセラピーの効果が期待される「PARO」といった介護支援ロボットも展示。6階の生涯学習センター会場では期間中、プログラミングや電子工作の教室が実施されている。

 26日は、午後1時半から青山学院大学の古橋大地教授を講師に迎え、災害や農業分野などで普及が進むドローン(小型無人機)の講義と操縦体験会が行われる。

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