《ラグビーW杯》日程・チケット情報など!ラグビーワールドカップ2019™徹底解説!

2019年秋、日本で開催予定の「ラグビーワールドカップ2019™」。アジアで初めての開催となるこの大会に世界から注目が集まっています。今回の記事では、観戦に関するさまざまな情報をご紹介!

ラグビーワールドカップ2019™について

「ラグビーワールドカップ2019™」は、4年に1度開催される15人制ラグビーの世界大会です。夏季オリンピック、FIFAワールドカップと並ぶ世界三大スポーツイベントのひとつと言われ、なんと今年はアジアで初めてラグビーワールドカップが開催されることとなりました!開催期間は約6週間。日本各地で48試合が行われる予定です。

開催地はどんなところ?

ラグビーワールドカップ2019™は、日本全国12都市で開催。北は北海道から南は大分県まで多彩な場所で行われます。それぞれの都市には、魅力的な観光スポットや名物グルメがたくさんあります。では、各開催地の概要を簡単にご紹介していきます。

札幌(北海道)

北海道の道庁所在地であり、人口195万人を有する「札幌」。札幌市は、経済の中心都市としての機能を持つと同時に、豊かな自然にも恵まれています。緑豊かな「大通公園」や歴史を感じる「時計台」など、魅力的な観光名所がたくさん。グルメならラーメンやジンギスカンが有名です。また、気候に恵まれていることから、札幌以外にも網走や北見などで、ラグビーのトップチームが夏合宿をすることもあります。ちなみに、ラグビーワールドカップ2015TMにおいて、日本代表キャプテンを務めたリーチマイケル選手は、札幌山の手高校出身です。

開催会場:札幌ドーム

釜石(岩手)

古くからラグビーにゆかりのある地として知られる「岩手県」は、多くの日本代表選手を輩出した場所。世界文化遺産「平泉」をはじめ、情緒あふれる日本の風景が残る「遠野」や花巻温泉郷など、多くの観光地や温泉があります。そして「釜石市」は、2011年3月に発生した東日本大震災において、大きな津波被害を受けた場所でもあります。ラグビーワールドカップ2019™をきっかけに、支援に対する感謝を表すと共に、復興状況を世界中の人々に発信する機会となるでしょう。

開催会場:釜石鵜住居復興スタジアム

熊谷(埼玉)

東京都心からのアクセスがよく、美しい自然が広がる「熊谷」。その豊な自然を生かして多くの農産物を生産しています。また、埼玉県には、自然豊な観光スポットや歴史が色濃く残るスポットが点在。盆栽の聖地「大宮盆栽村」や、古き良き情緒を感じさせる「川越」、雄大な山河が横たわる「秩父長瀞地域」などがあります。 そして、ラグビーとも縁が深く、元日本代表監督や日本を代表する名選手を多く輩出しています。

開催会場:熊谷ラグビー場

東京(東京)

日本の首都であり、世界的にも有名な大都市「東京」。日本の趣ある風景を残しながらも、常に変化をし続ける魅力的な都市です。そんな東京には、日本においてラグビーの歴史に残るような名勝負が繰り広げられた「秩父宮ラグビー場」があるほか、ジャパンラグビートップリーグ4チームの拠点もあります。東京には、東京スカイツリーや浅草、渋谷、明治神宮など国内外から多くの観光客が訪れるスポットもたくさん!試合観戦も観光も思う存分楽しめますよ。

開催会場:東京スタジアム

横浜(神奈川)

美しい夜景や観光客でにぎわう中華街、歴史ある西洋建築など、多彩な観光スポットがある「横浜」。外国との貿易が盛んに行われていた地として歴史的にも有名な都市です。そして、日本におけるラグビーの発祥地でもあり、今もなおラグビー文化が色濃く残っています。また神奈川県には、全国大会で活躍する高校や大学、全国制覇を成し遂げたラグビースクールもあり、日本のラグビー界を揺るがす強豪チームがそろっています。

開催会場:横浜国際総合競技場

静岡(静岡)

日本のシンボル的存在である富士山を筆頭に、浜名湖や伊豆半島の温泉など多くの観光名所を有する「静岡」。全国有数の日本茶の産地としても知られています。第52回日本ラグビーフットボール選手権大会では、静岡を本拠地とするチームが優勝するなどラグビー界からも注目を集める都市となりました。また、子どもたちを対象としたラグビー教室が各地で開催されるなど、大人から子どもまでラグビーを楽しめる環境が整っています。

開催会場:小笠山総合運動公園エコパスタジアム

豊田(愛知)

日本国内のみならず、世界的にも自動車産業が盛んな地域として知られる「愛知県」。また、歴史に名を残す将軍たちを輩出した地域でもあり、今もなお、サムライ文化を感じることができます。日本の歴史にその名を刻む「名古屋城」や「犬山城」は愛知県が誇る史跡です。「豊田市」は、世界的にも知名度の高い、トヨタ自動車を生産している都市です。ものづくりにおいて世界をリードする産業都市としての一面を持ちながらも、自然に囲まれた豊かな環境が広がります。また、歴史の面影も残す豊田市には、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された「足助の町並み」があります。約2 kmにわたって続く情緒ある家並みがとても美しいです。

開催会場:豊田スタジアム

東大阪(大阪)

日本代表選手を多く輩出している「大阪」は、ラグビーが盛んな土地。日本初のラグビー専用グラウンドである「東大阪市花園ラグビー場」は、毎年開催される全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場です。府内には「大阪城」や「梅田スカイビル」など、訪日観光客に人気のスポットが多数あります。大阪グルメの定番である「たこ焼き」や「お好み焼き」、地元の人に愛されるB級グルメまで、食文化も栄えています。

開催会場:東大阪市花園ラグビー場

神戸(兵庫)

「神戸市」は、古くからラグビーにゆかりのある街。多くの日本代表選手を輩出した強豪チーム「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の本拠地であり、日本ラグビーの父といわれるE・B・クラーク氏が埋葬されている都市でもあります。神戸市は、美しい山々に囲まれた港町です。「メリケンパーク」から見えるきらびやかな夜景は、日本新三大夜景に認定されています。その他にも、日本酒の生産が盛んな「灘」エリアや、「有馬温泉」なども有名です。世界的にも有名な日本のブランド牛「神戸牛」もぜひ味わってみてください。

開催会場:神戸市御崎公園球技場

福岡(福岡)

福岡県」には、ジュニアから社会人まで幅広い年代がチームに所属し、そのほとんどのチームが全国トップレベルの成績を誇ります。ラグビーワールドカップ2015TMでは、福岡にゆかりのある6人の選手が中心となって活躍しました。「福岡市」は、九州最大の都市として知られ、国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れます。福岡グルメと言えば、ラーメンや鍋料理などが有名です。また福岡には、日本全国から参拝客が訪れる「太宰府天満宮」や美しい柳川を下る「川下り」など人気スポットもたくさんあります。

開催会場:東平尾公園博多の森球技場

熊本(熊本)

ジャパンラグビートップリーグの試合が開催される「熊本県」。ラグビーが盛んであるがゆえに、日本の中でもラグビーファンがとても多い都市です。開催地「熊本市」にある「熊本城※」は、日本三名城に数えられる人気スポットです。県内には、千年にわたって維持されてきた草原が広がる「阿蘇」や、世界文化遺産に登録された「三池炭鉱万田坑」や「三角西港」などの人気観光スポットもあります。

開催会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場

※2016年4月の地震による被害で、一部立ち入り規制中。現在は、二の丸広場や加藤神社、その周辺から、天守閣や、やぐらなどを見ることができます。

大分(大分)

「大分県」では、ラグビーワールドカップ2019™に向けて、県全体で一丸となり、観戦者がより一層大会を楽しめるような、おもてなしやイベントを検討しています。そんな大分県は、日本有数の温泉地として知られ、砂湯や蒸し湯、泥湯など、あらゆる種類の温泉が楽しめます。その中でも有名なのは、「別府温泉」や「湯布院温泉」。いずれも開催地である「大分市」から車で約60分以内でアクセスできる距離にあります。

開催会場:大分スポーツ公園総合競技場

試合日程

日程は2019年9月20日(金)から11月2日(土)。
以下に、月ごとの総試合数と簡単な試合概要をまとめました。

9月:18試合
東京スタジアムでの開幕戦「日本対ロシア」を皮切りに、プール戦18試合が行われます。

10月:28試合
残りのプール戦22試合と、準々決勝戦、準決勝戦が行われます。

11月:2試合
3位決定戦(1日(金))、決勝戦(2日(土))が行われます。

果たして決勝戦ではどんな結果が待ちうけているのでしょうか!今から期待が高まりますね。

チケットの買い方

チケットは2018年より数段階にわたって販売されており、すでに多くの先行抽選販売などは終了しています。これからチケットを買う方は、「第四次一般販売(先着)」への申し込みが必要となります。公式ホームページでは、2019年8月から販売開始となっていますが、詳しい日付は現時点(2019年7月現在)で未定です。随時、公式サイトをチェックしてくださいね。なお、チケットの価格は、各試合や座席で変動し、価格帯は2,019円から100,000円(いずれも税込)となっています。

各スタジアムの特徴と行き方

各スタジアムの簡単な特徴と、最寄り駅からの所要時間をご紹介します。

札幌ドーム
収容人数:41,410人
アクセス:地下鉄東豊線「福住駅」から徒歩10分など
概要:2002年のFIFAワールドカップで3試合が行われた場所

釜石鵜住居復興スタジアム
収容人数:16,334人※仮設込み
アクセス:三陸鉄道リアス線「鵜住居駅」から徒歩5分
概要:震災からの復興のシンボルとして2018年8月に竣工

熊谷ラグビー場
収容人数:25,600人※仮設込み
アクセス:JR・秩父鉄道「熊谷駅」からバス15分
概要:毎年春に全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会を開催している場所

東京スタジアム
収容人数:49,970人
アクセス:京王線「飛田給駅」から徒歩5分など
概要:2020年開催の東京五輪にて、7人制ラグビーの会場として使用予定

横浜国際総合競技場
収容人数:72,327人
アクセス:市営地下鉄「新横浜駅」から徒歩12分など
概要:2002年FIFAワールドカップの決勝戦が行われた場所

小笠山総合運動公園エコパスタジアム
収容人数:50,889人
アクセス:JR東海道本線「愛野駅」から徒歩15分
概要:2002年FIFAワールドカップで試合が行われた場所

豊田スタジアム
収容人数:45,000人
アクセス:名鉄「豊田市駅」から徒歩15分など
概要:ラグビーやサッカーの国際試合のほか、さまざまなイベントにも使われるスタジアム

東大阪市花園ラグビー場
収容人数:24,000人※仮設込み
アクセス:近鉄奈良線「東花園駅」から徒歩10分など
概要:1929年に日本最初のラグビー専用グラウンドとして開場

神戸市御崎公園球技場
収容人数:30,132人
アクセス:地下鉄海岸線「御崎公園駅」から徒歩5分
概要:サッカーなどの国際試合のほか格闘技の試合会場にも用いられる

東平尾公園博多の森球技場
収容人数:21,562人
アクセス:福岡市営地下鉄「福岡空港駅」からバス8分または徒歩25分
概要:主に日本のサッカーリーグ「Jリーグ」の試合会場として使用

熊本県民総合運動公園陸上競技場
収容人数:30,228人
アクセス:「阿蘇熊本空港」からタクシー10分から15分など
概要:13,000人のランナーが参加する熊本城マラソンなど多様なイベントに使用

大分スポーツ公園総合競技場
収容人数:40,000人
アクセス:JR「大分駅」(大分中心部)から路線バス・大分バス45分
※「パークプレイス大分行き」に乗車し「大分スポーツ公園東」で降車
概要:2002 FIFAワールドカップの試合が行われたほか、人気ミュージシャンのライブ会場としても使用

おすすめの交通チケット、パスなど

公共交通機関を使って開催会場へアクセスするなら、交通系ICカードを持っておくと便利。ICカードは、電車やバスの料金が支払えるプリペイド式カードで、主要都市の多くで利用可能(鉄道・バス会社や路線によって対応の可否が異なる)です。各鉄道会社が販売している、お得な乗り放題チケットもありますよ。長距離を移動するなら「ジャパン・レール・パス(※)」の利用がおすすめです。

※日本全国に鉄道路線を張り巡らせるJRグループが訪日旅行者を対象に提供する交通チケット。適用範囲内の鉄道(新幹線含む)やバス、フェリーが乗り放題になります。大人29,110円から購入可能です。

日本でラグビー観戦する時に気をつけること

せっかく観戦するなら、何かに気を取られることなく試合に集中したいですよね。そこで、思う存分楽しむために気をつけておきたいポイントをお教えします。

まずは、当日の服装。9月から11月は日本の秋にあたります。日中は、9月なら半袖、10月なら長袖シャツで過ごせる日も多いですが、朝晩は冷えることも。11月に近づくにつれ、どんどん気温が低くなっていくので、「寒くて観戦に集中できない!」なんてことがないよう、一枚多めに準備しておくのがおすすめです。

雨が降りそうな場合は、レインコートの用意も忘れずに。傘を持っての観戦は周囲の人の視界をさえぎってしまうためNGです。

スタジアムへは、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。試合直前に着けばいいと思っていても「混雑していて到着できない!」なんてことも。遅くとも試合開始1時間前には到着できるよう出発しましょう。

世界中から期待が集まるラグビーワールドカップ2019™。ぜひこの時期に日本を訪れるなら、歴史的な試合を観戦してみてくださいね!

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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