現役Jリーガーも!バルセロナが最も高く買った11人

現在来日中のバルセロナ。リオネル・メッシはメンバーに入っていないが、鹿島アントラーズに所属していた安部裕葵が凱旋することもあって注目を集めている。

世界でも屈指の資金力を持っているバルセロナは今夏も大型補強を敢行しており、これまでにもかなりの額の移籍金を拠出してきた。

彼らがクラブの歴史上行ってきた取引の中で最も高額なものとは何か?データから紐解いてみよう。

11位:ダビド・ビジャ(←バレンシア)

移籍金:3400万ポンド(およそ49.5億円)

現在ヴィッセル神戸でプレーしているダビド・ビジャ。バレンシアでゴールを量産した彼がバルセロナに移籍したのが2010年で、その時期では異例の取引額になった。

10位:パウリーニョ(←広州恒大)

移籍金:3500万ポンド(およそ50.9億円)

中国からこの額で買ったという異例の取引であったが、意外にもバルセロナにとって本当にいい獲得になったパウリーニョ。ピッチ内で活躍を見せ、そして意外にも広州恒大に買い戻された。買ったときよりも高くだ。

9位:アルトゥール(←グレミオ)

移籍金:3550万ポンド(およそ51.7億円)

高い前評判には懐疑的な目もあったが、獲得してみればその移籍金の価値は十分にあった。イニエスタを失ったバルセロナの中盤に構造力を再び加えたのはブラジル人のコンダクターであった。

8位:マウコン(←ボルドー)

移籍金:3650万ポンド(およそ53.1億円)

ローマが一時は獲得を発表したものの、その直後にバルセロナが横槍を入れて強引に引っ張ってきたマウコン。その価値があったのかどうかはまだ証明されていない。

7位:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(←インテル)

移籍金:5650万ポンド(およそ82.2億円)

バルセロナの完成された3トップに、世界最高クラスのセンターフォワードを入れてみたらどうなるのか。壮大な実証実験は大失敗に終わり、イブラヒモヴィッチはグアルディオラとの遺恨を残したまま去っていった。

6位:ルイス・スアレス(←リヴァプール)

移籍金:6500万ポンド(およそ94.6億円)

ワールドカップで噛みつき事件を起こしてしまったことから数ヶ月起用できない状況だったにもかかわらず、バルセロナはこの額で獲得した。取引はまさに大成功だった。

5位:フレンキー・デ・ヨング(←アヤックス)

移籍金:6500万ポンド(およそ94.6億円)

昨季途中に早くも成立した取引だ。アヤックスの中盤で存在感を示した若きボランチは、この価格が示すだけの期待に応えられるかどうか。

4位:ネイマール(←サントス)

移籍金:7150万ポンド(およそ104.1億円)

当初は移籍金5710万ユーロ(およそ69.1億円)と伝えられていたが、実際は7150万ポンドだった。保有権を持っていた第三者に支払う分け前を誤魔化したということで両者が詐欺罪で訴えられた疑惑の取引である。

もちろんネイマールはピッチ上でその影響を見せることはなく、後に2億ユーロ(およそ241.9億円)でPSGへと去っていった。

3位:アントワーヌ・グリーズマン(←アトレティコ・マドリー)

移籍金:1億750万ポンド(およそ156.4億円)

今夏決まった「大型移籍」の一つ。早い段階でアトレティコ・マドリーからの退団を宣言していたグリーズマンは、長い交渉の末にバルセロナ入りが無事決定した。メッシ、スアレスとどう共存するのか楽しみである。

2位:ウスマヌ・デンベレ(←ドルトムント)

移籍金:1億3550万ポンド(およそ197.2億円)

練習参加を拒否するなどして強硬にバルセロナ移籍を求めたデンベレ。狙い通り加入に成功してからはしばらく苦戦したが、このところはしばしば才能を見せつけている。グリーズマン加入でどうなるか…。

1位:フィリペ・コウチーニョ(←リヴァプール)

移籍金:1億4200万ポンド(およそ206.7億円)

ポストネイマールとして獲得された選手たちの中では最も実績豊富であったが、今ひとつバルセロナの中では本領発揮できているとは言い難い。ネイマール再獲得のために売られるとも言われるが、こんなに高く買ってくれるクラブはないだろう。

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