選挙は続くよどこまでも|参院選後も続く今夏の選挙

7月21日に第25回参議院議員通常選挙(以下、参院選)が終わり、4月の統一地方選挙とあわせた「亥年の選挙イヤー」の流れは、ひと息ついた印象です。しかし、実際は日本全国いたるところで選挙は休む間もなく行われているのです。8月から9月にかけて行われる予定の主な選挙をご紹介します。

地方選挙に参院選の結果がもたらす影響は…?

8月に入った最初の日曜日となる4日には、全国20以上の市町村で選挙が予定されています。
福島県の会津若松市で市長選挙市議会議員選挙が行われることになっていますが、4年前の市長選では無投票で現職が再選を果たしており、同市にとって8年ぶりの市長選になる見込みです。
また、千葉県柏市京都府向日市広島県大竹市などで市議選が行われますが、共産党が議席を守った京都府や自民党が2議席独占を逃した広島県などでの参院選の結果がこれらの地方選挙にどう影響するのか、注目です。

8月11日には、ウルトラマンを活かしたまちづくりで知られる福島県須賀川市の市議会議員選挙が予定されています。そしてお盆後の8月25日にも全国で20以上の選挙が行われる予定です(選挙によっては無投票となる可能性もあります)。

8月後半、注目の埼玉県知事選と仙台市議選

8月25日の選挙では、埼玉県知事選挙宮城県仙台市議会議員選挙があります。埼玉県知事選は、上田清司知事の不出馬表明を受けて、すでに行田邦子参院議員、国民民主党県連の支援する大野元裕参院議員、自民党と公明党が推しているスポーツライターの青島健太氏らが立候補を表明しています。
先の参院選で21年ぶりに埼玉選挙区で勝利を収めた共産党や、同じく埼玉選挙区で議席を確保した立憲民主党のこれからの動きが鍵を握ることになりそうです。

仙台市議選のある宮城県は参院選で競り合いの末に自民党の現職が落選しています。それを受けての政令指定都市での選挙とあって、与野党の激戦が予想される選挙の行方に注目が集まりそうです。
9月に入ると大阪府枚方市長選挙岩手県知事選挙県議会議員選挙山形県山形市長選挙、10月には埼玉県所沢市長選挙宮城県議会議員選挙などが行われる予定です。更にひょっとすると、2019年内に参院選との同時選挙は見送られた衆議院解散総選挙が待ち構えている可能性も…?選挙の季節はまだまだ終わりそうにありませんね。

© 選挙ドットコム株式会社