京商会頭「最大の支援したい」京アニ火災現場訪れ献花

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献花台に花を手向ける立石会頭(京都市伏見区)

 アニメ製作会社「京都アニメーション」(宇治市)の第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件を受け、京都商工会議所の立石義雄会頭が26日、同スタジオ近くの献花台を訪れ、犠牲者を追悼した=写真。立石会頭は「世界に通じるクリエーティブな文化資産を一挙に失った思いだ」と沈痛な表情で語った。

 京アニは京都市外の商工業者が加盟する京商の特別会員。アニメーターら34人が亡くなった事件の甚大な被害を踏まえ、犠牲者に花を手向けた立石会頭は「社長のご意向もあるが、最大の支援をしたい」と述べた。

 立石会頭は献花後、第1スタジオも訪問。窓が割れ、外壁も黒く焼け焦げた建物を前に「直視できない」と言葉少なに語った。

 京商は、アニメや漫画、ゲームなどのコンテンツ産業の育成に向けた祭典「KYOTO CMEX(シーメックス)」を京都府や京都市と開いている。有力な出版社やアニメ製作会社が集う「京都マンガ・アニメフェア(京まふ)」はその中核イベントとなっている。

 祭典の実行委員長を務める齋藤茂トーセ会長は、今回の事件について「我が国のアニメ業界にとって非常に大きな損失で、京都アニメーションが優れたアニメを制作し続けられるよう、皆さんの応援の輪が広がっていくことを願ってやみません」などとするメッセージを26日までに立石会頭や西脇隆俊府知事らと連名で発表した。