<レスリング>屋比久翔平(ALSOK)が決勝進出、鶴田峻大(自衛隊)は3位決定戦へ…2019年オレグ・カラワエフ国際大会・第2日(2)

ウクライナ選手を破り、決勝進出を決めた屋比久翔平(ALSOK)

 【ミンスク(ベラルーシ)、取材・撮影=ウィリアム・メイ】世界レスリング連盟(UWW)の男子グレコローマンのランキング大会「オレグ・カラワエフ国際大会」は7月27日、新たな5階級がスタート。77kg級の屋比久翔平(ALSOK)が4試合を勝ち抜き、決勝進出を決めた。87kg級の鶴田峻大(自衛隊)は準決勝で敗れ、3位決定戦へ進む。

 屋比久は4試合すべてフルタイムの判定勝ちと粘り強い闘いを展開。準決勝で今年2月のウクライナ国際大会72kg級2位のヤサフ・ゼイナロフ(ウクライナ)を5-1で破った。決勝は、2017年欧州選手権71kg級2位の実績を持ち、今年6月の欧州大会77kg級8位のパベル・リーアク(ベラルーシ)と対戦する。

 鶴田はリトアニアの2選手を連破したあと、準決勝で5月のササリ国際大会(イタリア)2位のドーガン・ゴエクタス(トルコ)にテクニカルフォール負け。3位決定戦で国際大会初のメダル獲得を目指す。

 67kg級の高橋昭五(警視庁)は1回戦を勝ったが2回戦で敗れ、下山田培(警視庁)は初戦で黒星。ともに敗者復活戦に回れなかった。60kg級の文田健一郎(ミキハウス)、77kg級の小路直頌(自衛隊)、87kg級の角雅人(自衛隊)の3選手は体調不良やけがで試合に出場しなかった。

 各選手の成績は下記の通り。

2回戦でバック投げを狙う屋比久
鶴田峻大(自衛隊)は2回戦で投げ技を決めた

お知らせ

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男子グレコローマン

※ファイナルは最終日に実施

 【60kg級】文田健一郎(ミキハウス)   16選手出場
1回戦 ●[不戦敗]Kim, Seung-Hak(韓国)

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 【67kg級】高橋昭五(警視庁)   23選手出場
2回戦 ●[Tフォール、0:32=0-8]Daurov, Soslan(ベラルーシ)
1回戦 ○[Tフォール、1:43=9-0]Tokbaev, Zholdbiay(カザフスタン)

※敗者復活戦に回れず

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 【67kg級】下山田培(警視庁)   23選手出場
1回戦 ●[Tフォール、4:47=0-8]Mirzoyan, Alen(ロシア)

※敗者復活戦に回れず

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 【77kg級】屋比久翔平(ALSOK)   19選手出場
決 勝 Liakh, Pavel(ベラルーシ)
準決勝 ○[5-1]Zeinalov, Yasaf(ウクライナ)
3回戦 ○[3-3]Magomadov, Ibragim(カザフスタン)
2回戦 ○[6-3]Erkkola, Niko Olavi Oskari(フィンランド)
1回戦 ○[6-1]Sakhno, Anton(ベラルーシ)

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 【87kg級】鶴田峻大(自衛隊)   16選手出場
3決戦 (相手不明)
準決勝 ●[Tフォール、2:19=0-9]Goektas, Dogan(トルコ)
2回戦 ○[7-1]Stankevicius, Eividas(リトアニア)
1回戦 ○[5-0]Adomaitis, Laimutis(リトアニア)

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