メクル第386号 通学合宿で一回り成長 長与北小の子どもたち

みんなで作った料理は「おいしい」=つどいの家

 西(にし)彼杵(そのぎ)郡長与(ながよ)町斉藤郷(さいとうごう)の町立長与北小(浦田成人(うらたしげと)校長)の4~6年生16人が16日から3泊(ぱく)4日の日程(にってい)で、通学合宿を体験しました。学校から帰る場所は同町岡(おか)郷の宿泊研修施設(しゅくはくけんしゅうしせつ)「つどいの家」。家事などを協力してやり遂(と)げ、一回り成長して自宅(じたく)に帰りました。
 町教委と町社会教育推進指導員(すいしんしどういん)会が取り組みました。子どもたちは4班(はん)に分かれ、地域(ちいき)の人や県立大シーボルト校の学生に見守られながら、買い物や食事作り、後片付(あとかたづ)けなどにチャレンジしました。
 2日目夜の煮込(にこ)みハンバーグ作りでは、タマネギを切って涙(なみだ)する子どもも。お風呂(ふろ)は近所で「もらい湯」。初めは緊張(きんちょう)していた児童も「気持ち良かった」「アイスをもらった」とだんだん打ち解(と)けたようでした。
 最終日は地域の人を招(まね)いた感謝祭(かんしゃさい)などがあり、子どもたちは「みんなで作った料理はおいしかった」「お母さんは大変」「自分にできることはできるだけやっていきたい」などと感想を語りました。
 保護(ほご)者らも「寂(さび)しかった」などと話し、子どもの存在(そんざい)の大きさにあらためて気付かされた様子。「家族もあなたに支(ささ)えられている」と言うお母さんもいて、通学合宿を通して家族の絆(きずな)が一層(いっそう)強まったようでした。

食事の後、皿を洗う子どもたち

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