町屋の保存活用を考えるきっかけに 上越市で勉強会

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高田地区の町家の活用について考えた勉強会=28日、上越市

 雁木(がんぎ)通りが残る上越市高田地区の町家の保存活用について考える勉強会が28日、同市本町6の町家交流館高田小町で開かれた。町家の福祉分野への転用などを研究している東京大大学院1年の久野遼さん(23)が講師を務め、高齢者にとって市街地にある町家が暮らしやすい環境にあることなどを説明した。

 勉強会は一般社団法人「雁木のまち再生」(関由有子代表理事)が主催し、関係者ら約20人が参加した。

 久野さんは、雪国の山間部で暮らす高齢者が、除雪作業の困難さなどから冬場に市街地の福祉施設に移り住む「夏山冬里」という暮らし方を紹介。中心市街地にある高田地区は徒歩でも生活しやすく、雁木があることで冬場でも外出しやすいといった点を挙げ、空き家になっている町家を高齢者向けの施設に改修することを提案した。

 関代表理事は「さまざまな手で雁木通りを維持していかないといけない。考えるきっかけとなった」と語った。