海星・応援スタンド 喜び爆発 沸き上がる歓声

優勝が決まった瞬間、喜びに沸く海星のスタンド=県営ビッグNスタジアム

 「よしっ、甲子園だ」。海星9点リードの最終回、柴田が三振を奪って優勝が決まった瞬間、三塁側の応援スタンドは喜びを爆発させ、歓声が沸き上がった。
 この日は、生徒や保護者、卒業生ら約900人が駆けつけた。吹奏楽部の軽快な演奏に乗り、野球部員やコスチュームを新調した応援部員らを中心に、息の合った声援で選手たちを後押し。1-0の四回、一挙5点を奪う攻撃に大きく盛り上がり、その後も汗をかきながらエールを送り続けた。
 吹奏楽部の近藤さと部長は「吹いている時はきつかったけれど、点数が入ってどんどん乗っていけた。甲子園でも全力で応援します」と笑顔を見せた。五回に二塁打を放った捕手太田の父で、野球部保護者会長の英幸さんは「“チーム第一”でやっている。中学から佐世保の親元を離れて大変だっただろうが、よく頑張った」と目を細めた。

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