青森県美の企画展 台湾で/8月から

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台湾で開かれる「美少女の美術史」展のポスター画像

 青森県立美術館で2014年に開かれた企画展「美少女の美術史」が、8月から台湾の国立台北教育大学北師美術館で開かれる。県立美術館の担当者は「日本で企画された展覧会が海外で開かれるのはめったにないこと。台湾の方に、少女というモチーフを通して日本現代文化の総体に触れてほしい」と話している。

 14年に開催した同展は、島根県立石見美術館、静岡県立美術館との共同企画。江戸時代の浮世絵から近代洋画、漫画、アニメ、フィギュア、現代アートまでを展示し、日本人が「少女」に何を求めてきたかに迫った。美術館連絡協議会による同年度の「美連協大賞」の奨励賞を受賞した。

 台北にある北師美術館はこれまでも日本の近代美術をテーマにした展覧会を開いている。美少女展のカタログが館長の目に留まり、展覧会の開催が決まったという。

 展示は8月24日から11月24日まで。現代美術家のMr.(ミスター)による少女の巨大なオブジェを目玉に、200点ほどを展示。青森県からは棟方志功、小館善四郎、関野凖一郎、奈良美智らの作品を出品する。会場ロビーには青森県のPRコーナーも設ける予定。

 同展の企画者の一人で、今回コーディネーターを務める県立美術館の工藤健志学芸員は「台湾では日本の漫画やアニメが浸透しており、原画を見られるのは愛好家にとって貴重な機会になるはず。青森-台北定期便が就航したこともあり、青森の方にも台北で展示を見てもらえれば」と話した。