サイスのサヨナラ弾でエンゼルス勝利 大谷は無安打

【オリオールズ4-5xエンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは、「8番・三塁」の新人マット・サイスが4対4の同点で迎えた9回裏にセンター右への4号ソロを放ち、オリオールズにサヨナラ勝ち。本拠地エンゼル・スタジアムでの4連戦の被スイープを回避した。8回表の途中から登板し、1回2/3を無失点に抑える好投を見せた3番手のテイラー・コールが今季初勝利(1敗)をマーク。オリオールズ4番手のマイケル・ギブンズは、サイスにサヨナラ弾を献上し、今季5敗目(1勝)となった。なお、エンゼルスの大谷翔平は定位置の「3番・指名打者」で先発出場。レフトライナー、レフトフライ、ショートゴロ、サードゴロで4打数ノーヒットに終わり、今季の打率は.288となった。

2回裏にサイスの3号2ランで先制したエンゼルスは、先発のフェリックス・ペーニャが3回表にジョナサン・ビヤーのタイムリー二塁打で1点を返され、5回表にはビヤーとトレイ・マンシーニのタイムリーに守備のミスも重なって3失点。2点を追う展開となった。6回裏、オリオールズ先発のディラン・バンディからアルバート・プーホルスが通算650号となる17号2ランを放って試合を振り出しに戻し、9回裏にはサイスがこの試合2本目の一発となる4号ソロ。新人三塁手の自身初となる1試合2本塁打の活躍により、エンゼルスは4連戦の被スイープを回避し、連敗を3でストップした。日本時間7月4日にメジャーデビューを果たしたあと、ここまで打率.189と苦しんでいるサイスだが、直近3試合で10打数4安打(うち3本塁打)と徐々にメジャーのレベルに適応し始めている。今後のさらなる活躍に期待したい。

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