ヤンキースがセールを攻略 ヘルマン今季13勝目

【ヤンキース9-6レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックス4連戦の最初の3試合を落としたヤンキースは、難敵のクリス・セールを攻略して9対6で勝利。敵地での被スイープを回避し、リーグ最高勝率の座をキープした。先発のドミンゴ・ヘルマンは、6回裏にJ.D.マルティネスのショートゴロの間に3点目を失ったところで降板となったが、9つの三振を奪い、6回途中4安打3失点の力投でリーグトップに並ぶ今季13勝目(2敗)をマーク。一方、首位ヤンキース相手の4連戦スイープを託されたセールは、2本のアーチを浴びるなど6回途中5安打6失点とエースの役割を果たせず、今季10敗目(5勝)を喫した。

3回表にオースティン・ロマインが3号2ラン、4回表にディディ・グレゴリアスが7号2ランを放って4点を先行したヤンキースは、ヘルマンが4回裏にアンドリュー・ベニンテンディの10号2ランで2失点。6回表にはジオ・ウルシェラのタイムリー二塁打とキャメロン・メイビンのタイムリーで2点を追加し、その裏に1点を返されたものの、6対3と3点をリードして試合終盤を迎えた。7回表には一死満塁からグレゴリアスのセンターフライに相手のミスが絡んで2点を追加。7回裏にムーキー・ベッツの犠牲フライで4点差とされるも、8回表には暴投の間にダメ押しの1点を奪った。9回裏に5番手のアロルディス・チャップマンが二死二・三塁のピンチを招き、ベニンテンディのタイムリーで2点を失ったが、9対6で逃げ切り。6失点以上は8試合連続となり、投手陣に不安を残したものの、宿敵レッドソックスの勢いを止める大きな1勝となった。

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