東北南部が梅雨明け 平年より5日遅く

きょう30日午前10時頃の仙台駅前のようす。(撮影:内藤俊太郎)

きょう30日(火)午前、仙台管区気象台は東北南部が梅雨明けしたとみられると発表した。きょうは気温が高く、午前10時台に福島県相馬市で35.5℃、福島市で34.4℃、仙台市でも33℃を超えるなど厳しい暑さとなっている。今後、1週間程度は晴れる日が続き、連日厳しい暑さとなる見通し。
 
 東北南部の梅雨明けは、平年より5日遅く、昨年より16日遅い発表となった。また、今年の東北南部の梅雨入りは6月7日ごろと平年より5日早く、梅雨期間は50日以上におよんだ。梅雨の期間の降水量(6月7日~7月29日)は、仙台275.5ミリで平年の92%、山形282.5ミリで平年の113%、福島411.5ミリで平年の155%など、同じ東北南部でも地域差がみられた。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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