福島第2原発全基の廃炉が確定 使用済み核燃料を一時的に保管する施設を新たに設置することを受け入れると表明

福島県の内堀知事は、7月30日、県庁で、東京電力の小早川智明社長と会談し、福島第2原発全基の廃炉と、使用済み核燃料を一時的に保管する施設を新たに設置することを、受け入れると表明しました。

内堀知事は、会談後記者団の取材に応じ、福島第2原発の廃炉に向けた東京電力の方針に、一定の理解を示した上で、「小早川社長も、廃炉終了までに、使用済み核燃料を県外に搬出すると明言している。国と東京電力の責任で確実に実施されるように強く求めていく」と述べ、保管の長期化につながらないよう、改めてくぎを刺しました。

一方小早川社長は、「使用済み燃料の搬出先は、これからの検討になる。県外に搬出するようしっかり約束する」と重ねて決意を表明しました。

これで、県内の原発は、福島第1原発を含め、10基すべてが廃炉になることが確定したことになります。

テーブルをはさんで左手中央が東京電力の小早川社長、右手中央が内堀知事

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