【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#8】ラグビーワールドカップ2019日本大会実況アナウンサー・安村直樹

【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#8】ラグビーワールドカップ2019日本大会実況アナウンサー・安村直樹

ワールドカップに向けラグビーの魅力を伝える連載。今回は、安村直樹さん自身が企画・編集するYouTubeコンテンツ「ラグいち!」の取材を通じて出会ったラグビー選手たちの意外(!?)な素顔についてうかがいました。

2号連続で登場! 今回も教えてくれたのは ラグビーワールドカップ2019 日本大会実況アナウンサー・安村直樹さん。

Q:取材を通して感じたラグビー選手の意外な一面を教えて!

── 国内トップリーグのアンバサダーも務めている安村さん。さまざまな選手を紹介する動画「ラグいち!」を手がけていますよね。

「ラグビーを知らない方に少しでも魅力をお伝えするには、やはりこちらから発信しなければと思い、始めさせていただきました。企画から取材、編集、アップするまで私一人でやっているので手作りにはなってしまうのですが、競技の魅力や選手の素顔など、とにかくいろんな角度からお伝えできればと思っています」

── 動画から、とても熱意が伝わってきます。取材で会う選手の方々はどんな印象ですか?

「ラグビー選手ってやっぱり怖いイメージがあると思うんです。私も大学卒業まで15年間ラグビーをやっていたとはいえ、体格もいいし、写真を見るとこわもてで、ひげがモジャモジャの人もいるし…。スイッチがオンになっている試合中の写真なんかも怖いじゃないですか。でもオフの状態の皆さんにお会いすると、本当にいい方ばかりなんです。取材にもすごく協力してくださって、痛みを知っているからこそ人に優しいというか、本当に強い人って優しいんだなって感じることがすごく多いんです。そして掘れば掘るほど、本当に面白い方ばかり! 取材を通して、ラガーマンの心の優しさ、爽やかさに触れられましたし、そういう素顔を多くの人に知ってもらいたいですね」

── 印象的なエピソードは?

「皆さん、外見とのギャップも魅力的なのですが、特に海外出身選手こそギャップがあるし、日本語を話しているところがかわいんですよ!(笑)。日本代表のメンバーを見た時に、海外の選手ばかりじゃないかって思うかもしれませんが、ラグビーは海外の選手でも3年以上その国にいれば代表選手になれるので、皆さん日本への思いがすごく深い。皆さん口をそろえて、『日本の皆さんの優しさに触れて、うれしくて仕方がなかった。だから恩返しがしたい。母国よりも、日本代表として日本のために戦いたい』とおっしゃるんです。私たち日本人以上に日本人なのではないかと思うぐらい。私は、次の“五郎丸フィーバー”が海外選手でもいいなとすごく思うんです。日本が、より多様性を伝えていくきっかけにもなっていくんじゃないかなって。ワールドカップの関連番組や中継でも、そういう選手たちの熱い思いをぜひ伝えていきたいと思っています」

<1ランクUP>
安村直樹のラグビー講座

注目するべき日本代表選手は?
ラファエレ ティモシー選手。サモア出身で、山梨学院大学を卒業後、日本国籍を取得。インタビューも全部日本語で答えています。ポジションはセンター。攻めでも守りでも体を張り続けるので、彼の活躍によって試合の結果が左右されると思います。

【プロフィール】


安村直樹 Naoki Yasumura
1988年8月27日、東京都生まれ。おとめ座。B型。2012年日本テレビ入社。小学生の頃から15年間ラグビーを続け、ラグビーワールドカップ2019日本大会で実況予定。大会を盛り上げるべく、YouTubeで「ラグいち!」の企画・編集を行う。

【Information】


「日本テレビラグビーCH」
日本テレビのラグビー公式YouTubeチャンネル。安村さんは「ラグいち!」の企画から編集までを担当。

日本テレビ系では「ラグビーワールドカップ2019日本大会」を放送。日本代表が出場するロシア戦(9月20日午後7:45)、サモア戦(10月5日午後7:30)、スコットランド戦(10月13日午後7:45)など、19試合を生中継する予定。

取材・文/四戸咲子 撮影/尾崎篤志

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