「崩壊したレアル」の救世主になるかもしれない若手5名

先日行われたアトレティコ・マドリーとの試合で7-3と大敗してしまったレアル・マドリー。内容としても完敗で、完成度の低さを露呈した。

31日午前1時から行われるアウディ・カップではトッテナム・ホットスパーと対戦するが、そこでもし大敗するようならば既存メンバーへの信頼は地に落ちてしまうだろう。

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ジネディーヌ・ジダン監督復帰後2年目となるシーズンも苦戦が予想されるが、その中で救世主になる可能性がある若手選手とは誰なのか?『Planet Football』のセレクションはこうなった。

久保建英

アンドレス・イニエスタは、この若い日本代表選手をとても気に入っているようだ。バルセロナの下部組織で少年時代を過ごし、Jリーグを経てレアル・マドリーへと加入した18歳だ。

彼は「ジャパニーズ・メッシ」と表現されており、レアル・マドリーのプレシーズンで目映い瞬間を見せている。

イニエスタは「彼は今世界で最も才能ある選手の一人だ。彼がビッグクラブにいることに驚きはない」と話している。練習で見せた美しいゴールを見れば、今季中のブレイクも期待できることが容易に想像できる。

ヴィニシウス・ジュニオール

彼は2018-19シーズンの悲惨な戦いの中で高評価を得た数少ない選手の一人だ。この若いブラジル人選手は、すでにスーパースターへの道のりを歩み始めていると言っても過言ではない。

昨季終盤のアヤックス戦で大きな怪我を負ってしまったために苦しんだが、そこからうまく回復した。結果には繋がらずも、常にゴールに向かってボールを運ぼうとするプレーはポジティブな印象を残した。

マルコ・アセンシオがアーセナル戦で深刻な怪我を抱えてしまったことから、ヴィニシウスのチャンスは増えるだろう。まだ19歳だということも忘れてはならない。

ハビ・サンチェス

レアル・マドリーの主力組、エデン・アザールやセルヒオ・ラモス、マルセロ、ティボー・クルトワらはアトレティコ・マドリーに「虐殺」されてしまった。

最終的に7-3で敗れたが、メンバーを入れ替えた後半にはわずかに可能性を感じさせた。守備陣は苦しい展開の中でなんとか失点を逃れようと努力を見せていた。

カスティージャでキャプテンを務めていたハビ・サンチェスは22歳。もうラ・リーガでプレーする準備はできている。出場機会を考えれば、ローン移籍のほうが現実的かもしれないが。

アルバロ・フィダルゴ

昨季のレアル・マドリー・カスティージャで38試合に出場したMFは、今回のインターナショナル・チャンピオンズカップでトップチームに呼ばれるという報酬を得た。

「展開力とスタミナに長けている」と自身で語る22歳のMFは、アーセナル戦でいいパフォーマンスを見せた。

もしマンチェスター・ユナイテッドからポール・ポグバが来ないのならば、今季はダニ・セバージョスに変わってトップチームの戦力となれるかもしれない。

ロドリゴ

サントスから今夏やってきた18歳のブラジル人は、ヴィニシウス・ジュニオールとともにレアル・マドリーの攻撃の中心になることを望んでいる。

これまでのところチャンスは限られているものの、バイエルン戦ではファンの期待を高めるフリーキックを決めた。

マルコ・アセンシオが故障してしまったことで、前線のユニットは今のところ固まっていない。今季はBチームでのプレーが有力ではあるが、早い段階でチャンスが巡ってくる可能性はあるだろう。ヴィニシウスの成功例が記憶に新しいだけにだ。

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