【トレード】カブスが救援右腕・フェルプスを獲得

先日、ジャイアンツからデレク・ホランドを獲得したカブスが、ブルペンのさらなる補強に成功した。日本時間7月31日、カブスは有望株右腕のトーマス・ハッチをブルージェイズへ放出して救援右腕のデービッド・フェルプスと金銭を獲得するトレードが成立したことを発表。ハッチは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでカブスの29位にランクインしていた有望株である。

カブスのジョー・マドン監督は、フェルプスを獲得したことを受けて「私は彼の大ファンなんだ。ヤンキースでプレイしていたときから彼のことが大好きだったんだよ。左打者を抑えることもできるし、とてもアグレッシブなピッチングが気に入っている。彼と一緒に戦うことができるのは素晴らしいことだね」とコメント。32歳の救援右腕の加入を喜んだ。

昨年3月に受けたトミー・ジョン手術からの復帰イヤーとなっている今季のフェルプスは、ここまで17試合(うち1先発)に登板して17回1/3を投げ、4ホールド、防御率3.63、18奪三振をマーク。マドンが絶賛したヤンキース時代には、先発とリリーフを兼任する「便利屋」としてチームに貢献し、マーリンズ時代の2016年には64試合(うち5先発)に登板して25ホールド、防御率2.28という自己最高の成績を残した。通算では245試合に登板して防御率3.88をマークしており、右打者に対して被打率.245、被OPS.665、左打者に対して被打率.247、被OPS.747という成績を残している。

フェルプスの来季の契約は、年俸100万ドルの球団オプションとなっており、今季残り2ヶ月での活躍次第では、カブスがオプション行使を選択する可能性もある。また、来季の年俸額は、フェルプスが今季30試合に登板すれば300万ドル、40試合に登板すれば500万ドルに増額される契約となっており、この点についてのカブスの対応にも注目が集まりそうだ。

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