【トレード】ブレーブスが救援右腕・マーティンを獲得

日本時間7月31日、ナ・リーグ東部地区の首位を走るブレーブスは、21歳の左腕、コルビー・アラードのトレードでレンジャーズから救援右腕のクリス・マーティンを獲得したことを発表した。ここ2ヶ月間、安定感抜群のピッチングを見せていたマーティンは、新天地でブルペンの重要な役割を担うことになりそうだ。

かつて北海道日本ハムファイターズでもプレイしたマーティンは、現在33歳。メジャー復帰2年目となった今季は、ここまで38試合に登板して防御率3.08をマークしている。ただし、日本時間5月25日以降の19度の登板に限れば、18回2/3を投げて奪三振24、与四球1、防御率1.45、被出塁率.228と素晴らしい成績を残しており、トレード市場において、ブルペンの補強を目指すチームからの注目を集めていた。

マーティンを獲得したブレーブスは、日本時間8月1日午前5時に迫るトレード期限までに、少なくとももう1人、リリーフ投手を獲得することが予想されている。また、リリーフ投手以外には、先発投手と右打ちの外野手の補強を検討しているようだ。

一方、レンジャーズへ移籍することになったアラードは、2015年のドラフトでブレーブスから全体14位指名を受けたように、かつては将来を嘱望されたトップ・プロスペクトだった。しかし、メジャーデビューを果たした昨季は、3試合(うち1先発)で防御率12.38に終わり、今季もAAA級で20試合に先発して防御率4.17と低調。ここ2シーズンで急激に評価を落としたことが、今回の放出に繋がったと見られる。

昨季に続く2年連続の地区優勝、そしてその先の戦いを見据えるブレーブス。トレード期限までの残された時間のなかで、チームの戦力アップに向けてどのような動きを見せるか注目だ。

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