【トレード】バウアー、プイーグを含む大型三角トレードが成立!

日本時間7月31日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、インディアンスは、パドレスを含む三角トレードで先発右腕のトレバー・バウアーをレッズへ放出したようだ。今回のトレードは、インディアンスがレッズからヤシエル・プイーグ、パドレスからフランミル・レイエスを獲得するなど、レギュラー級の選手を複数含む大規模なものとなっている。なお、現時点ではいずれの球団もトレードを正式発表していない。

フェインサンドやモロシが得た情報を整理すると、パドレスはレッズから有望株外野手のテイラー・トラメル、レッズはインディアンスから先発右腕のバウアーを獲得。インディアンスは、レッズから外野手のプイーグとマイナー左腕のスコット・モス、パドレスから外野手のレイエス、若手左腕のローガン・アレン、マイナーの内野手兼外野手であるビクトル・ノバの合計5選手を獲得する見込みとなっている。

現在28歳のバウアーは、昨季本格ブレイクを遂げ、防御率2.21をマークする活躍でア・リーグのサイ・ヤング賞投票で6位にランクイン。新天地レッズでは、オールスター右腕のソニー・グレイとルイス・カスティーヨとともに、強力な先発三本柱を形成することになる。

強打の外野手を欲していたインディアンスは、先発ローテーションの中心的存在の1人であるバウアーを放出し、今季22本塁打のプイーグと同27本塁打のレイエスを獲得。思い切ったトレードで弱点の補強に成功した。さらに、22歳のアレン、24歳のモス、19歳のノバと3人の若手有望株の獲得にも成功している。

パドレスに移籍するトラメルは、昨年のフューチャーズ・ゲームでMVPに輝き、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでレッズの1位、全体30位にランクインしていたトップ・プロスペクトである。パドレスは今季27本塁打のレイエスを含む3選手と引き換えにトラメルを獲得することになるが、これはトラメルに対する評価の高さや期待の大きさの表れと言えるだろう。

逆転での地区優勝に向けて、バウアーを放出してまで打線のグレードアップに踏み切ったインディアンス。今回のトレードが各球団の今後にどのような影響を与えるのか、大きな注目を集めそうだ。

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