"料理上手"を目指すためにすべきこと
料理上手と言っても具体的な目標は人それぞれ。
美味しい味付けができるようになる、カフェで出てくるような可愛いワンプレートを作ることができる、身体に良い料理をたくさん作れるようになる。
“いったい私はどんな料理上手になりたいのか” を具体的に考えてみると、自分自身がどのように料理と向き合っていきたいのかがイメージできます。
さて、中でも「この人は料理ができる!」と感じる場面はいくつかあると思います。
当然のことながら、美味しい料理を振る舞ってもらったとき。
そして「短時間でサッと数品作ってしまう手際の良さ」と、「料理を作った後のシンクが洗い物で溢れかえることなく、ある程度片付いているのを目の当たりにしたとき」。
それは美味しい料理に匹敵する、もしくはそれ以上にインパクトがある大切なポイントと言えるのではないでしょうか。
とは言え、いざ料理をするとなると想像以上に時間がかかってしまい、準備をしながらお腹がグーグー悲鳴をあげだし、急げば変なミスをする。そんな中、片付けにまで手がまわない!
私自身の苦い経験です。
今回は”時短”と”片付け”に注目して、”究極の料理上手”へ近づくために誰もが実践できる簡単なポイントお伝えいたします。
ポイント1:料理はイメージトレーニング
例えば3品作るとき、まずはどのタイミングで何を作るのかをきちんとイメージトレーニングしてから料理に取りかかることが大切です。
イメージトレーニングはキッチンにいなくてもできます!
シミュレーションがしっかりとできていれば大幅な時短に繋がりますし、無駄な調理器具を使って洗い物を増やしてしまうことも防げます。
そしてもうひとつ大切なこと。
「今冷蔵庫に何が入っているのか」これをきちんと把握しておくことです。
献立も決まりやすく、足りないものだけ近くのスーパーで買い足せば良いので大きな負担にもなりません。
ポイント2:面倒な片付けを簡単にする工夫
ポイント2:片付けは大変だし面倒!!ならば使う調理器具を減らす工夫を
発想の転換です。
頑張って片付けるのではなく、片付けるものを減らす工夫をすれば良いのです!
例えば下ごしらえに使ったお湯とお鍋を無駄にしないこと。
野菜を茹でる、そのお湯で味噌汁を作る。
ガスコンロを2つ使って鍋を2つ並べて同時進行してしまったら、片付け2倍、ガス代2倍で良いことなしです。
きちんと洗った野菜を茹でたお湯は汚いものではありません。
茹で上がった野菜を取り出し、その茹で汁を利用して味噌汁を作ってしまえば、再度1からお湯を沸かす必要もなく、それどころか茹でた野菜の旨味も加わってコクのあるお味噌汁ができ上がるのです。
シンクの中も、整理整頓のクセをつけると片付けがグンと楽になります。
普段からやっていらっしゃる方も多いと思いますが、例えば油でギトギトのフライパンと殆ど汚れていないお皿はできるだけ離して置いておく。
勢い余って油まみれのフライパンにお皿をのせてしまうと後が大変です。
この些細な工夫も、繰り返すことで片付けの時間を大幅に縮めてくれるのです。
小さな工夫が料理上手につながる
次回、料理に使える時間に合わせた野菜やお肉の切り方の工夫と、すきま時間を利用した下準備についてお伝えしていきたいと思います。