【トレード】レイズが昨季35本塁打の大砲・アギラーを獲得

日本時間8月1日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レイズは右腕ジェイク・ファリアをブリュワーズへ放出し、強打の一塁手ヘスス・アギラーを獲得するトレードで合意に至ったようだ。今のところ、両球団からの正式発表は行われていない。

現在29歳のアギラーは、メジャー5年目となった昨季大ブレイクを遂げ、打率.274、35本塁打、108打点、OPS.890の好成績をマーク。ホームラン・ダービーに出場したほか、自身初となるオールスター・ゲーム選出を果たした。しかし、打線の中軸として期待された今季は、ここまで94試合に出場して打率.225、8本塁打、34打点、OPS.694と大不振。ア・リーグ東部地区で首位ヤンキースに7.5ゲーム差の2位につけているレイズで心機一転、復調を目指すことになった。

一方、ブリュワーズへ移籍することになったファリアは現在26歳。メジャーデビューを果たした2017年に16試合(うち14先発)で5勝4敗、防御率3.43をマークしたが、昨季は17試合(うち12先発)で4勝4敗、防御率5.40に終わり、今季の登板は7試合どまり(防御率2.70)。AAA級ダーラムでも23試合(うち7先発)で6勝2敗、1セーブ、1ホールドながら防御率4.07とやや安定感を欠いており、メジャーデビューイヤーの輝きを取り戻すことが求められる。

なお、アギラーがフリーエージェントとなるのは2022年シーズン終了後、ファリアがフリーエージェントとなるのは2023年シーズン終了後の予定である。お互いが余剰戦力を放出して弱点を補強した、理想的なトレードになったと言えるのではないだろうか。

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