進々堂、パンの生産能力2倍へ 新たな本社工場で「手作り品質」

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進々堂が伏見区に建設する新しい本社工場の外観イメージ図

 パン製造販売の進々堂(京都市中京区)は、新たな本社工場を伏見区深草に建設し、来年9月までに移転する。パン作りに欠かせない空調設備や製造ラインを増強。現在の約2倍となる生産量を目指し、省力化で従業員の働き方改革も図る。

 新本社工場は伏見区深草西川原町に建設し、鉄骨3階建て。現本社の約4倍となる延べ3570平方メートルを確保した。投資額は17億3千万円。1955年に開業した現本社の老朽化と業況拡大に伴い新築移転する。

 新たな工場には各作業室に最新鋭の空調設備や発酵管理システムを導入、温度や湿度のコントロールを徹底する。ホテル向けに需要が高まる冷凍パン用の冷蔵冷凍設備やオーブン、洗浄機も新調。現在の工場と比べフランスパンで約8倍、サンドイッチで約1.5倍の製造量となり、全商品でみると約2倍の製造能力を見込む。

 また、省力化による働き方改革にも注力。現在の24時間体制を16時間程度に短縮、深夜帯の労働削減を目指すほか、京都市内の直営店や大阪方面への配送の効率化を図る。

 進々堂の続木創社長は「パンの『手作り品質』を守りながら生産性向上や省力化に努め、事業の拡大を目指していく」とした。