細美武士「できること全部やった、最高でした」

写真左からウエノコウジ、細美武士、TOSHI-LOW、ジョー横溝

「FUJI ROCK FESTIVAL」OASISエリアにあるオフィシャルラジオブースからInterFM897が放送したスペシャルプログラム『KiU presents GO-OUT ANYWHERE』(DJ:ジョー横溝)。大人の外遊びを応援するブランド「KiU」が送る、フジロックでも大人の外遊びを応援しちゃおう!というコンセプトで遊び心に溢れた1時間です。番組に生登場してくれたのは、TOSHI-LOW、細美武士、ウエノコウジ。

これから起こるつらいことも、今日のフジが支えてくれる

ジョー横溝(以下、ジョー):まずは3人ともライブを終えたばかりということで、それぞれの今日のライブの感想を聞かせてください!細美さん、どうでしたステージからの景色は。

細美武士(以下、細美):とにかくすごい気合入ってて。感想とかもうないんだよね。できることを全部やろうと思っていたから、それはやれた気がするかな。

TOSHI-LOW:気合入りすぎて元気なかったよね(笑)

ジョー:OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)のライブに細美さん飛び入りで入ったじゃないですか。あの時、袖(舞台脇)にいる時もいつもの細美さんとはちょっと違うなと。

細美:久しぶりにお酒飲まないでやったからね。OAUの時は。エルレ(ELLEGARDEN)の時は飲んでたけど(笑)

ジョー:昨日はよく寝られました?

細美:昨日はすごく寝た!10時間くらい寝られた。この辺り7kmくらい走って、体疲れさせて寝た感じですね。感想はどうですか?ってよく聞かれるけど、感想は基本的に俺が持つものじゃない。全部をやりましたって感覚が残ってる。俺は全部できることをやれたと思っているから、最高!そう思えなかったらこんなところには来れないです。布団にくるまって寝てる(笑)今日は朝まで飲みたいですね。来てくれてありがとう。

ジョー:僕もGREEN STAGEの後ろの方で見てたんですけど、後ろの方まで全員、みんな手を挙げてみんな肩組んで歌ってて。

ウエノコウジ’(以下、ウエノ):僕も後ろから見てた。

TOSHI-LOW:あなた前の方いったら(背が高くて)後ろの人見えないから。群馬くらいから見えるもん。ウエノが立ったところは、農作物ができないから(笑)

細美:ウエノさんが立ち上がると東京23区みんなわかるもんね。あ、ウエノが起きたんだなって。

ウエノ:そんなこと言ったら布袋(寅泰)さんはどうなるんだよ(笑)

ジョー:とにかく、細美さん的にはやりきったと。

細美:そうですね、頑張りました。あれ以上やれと言われても無理かも。

ジョー:終わった後メンバーと何か話しましたか?

細美:この後ホスピタリティエリアで飲もうぜって言ったんだけど、ウブ(ギターの生形真一)は疲れたからもう寝ますって(笑)

TOSHI-LOW:やっぱりウブは細美の隣にいるのが似合うね。しっくりくるというか。

細美:結局ELLEGARDENって地元の先輩後輩で組んだバンドだから、ここまで来てすごいなって思うね。去年の再起動から段々ライブハウスの方に戻っていけると思うんだけど、今のうちはレアキャラ感を楽しんで(笑)、これからまた嫌なこといっぱい始まる前にすげえいい思い出たくさん作りたいなと思ってたから。これから先のつらい時に今日のフジロックは支えてくれる思い出になったと思うので、みんな見てくれて本当にありがとうございました。

ジョー:ウエノさんも今日は、ライブが武藤昭平 with ウエノコウジでありました。

ウエノ:そう。GREENとは全然違うけど僕が大好きなステージがあって、そこでやったの。

ジョー:苗場食堂(OASISエリア内)!

ウエノ:1番伝わる感じというかね。武藤さんも去年旅をされて、一昨年Café de Paris(フジロック会場のもっとも奥にあるステージ)に出させてもらって、武藤さんが大病されて今年だったので、感慨もひとしおでした。帰って来られたというかね。僕はフジロックが大好きなので。50も超えて、今からだと思っている反面、あと何回この苗場に来られるかなっていうところも考えながら、一生懸命演奏しました。

ジョー:武藤・ウエノは今年の後半戦はどんな?

ウエノ:去年ライブをキャンセルしてしまったので、それをまた周ろうと思ってます!

虫が焼きそばに入ったら、タンパクとして摂る!?

ジョー:じゃあ次は、「大人の外遊び」というテーマで話を聞きたいんですが。フェスに行けば必ずそういう状況に出くわすんじゃないかなとは思いますが、TOSHI-LOWさん、どうですか。

TOSHI-LOW:俺は子供がいるんで、基本外でめっちゃ遊ぶんで。公園とか。でも、こうやってテント張ったり、アウトドアを過酷って思うか、こういうのが楽しいって思うかは受け取り方だから。雨が降っても楽しめるって、雨が降ってもライブができるって思えばさ。こっちの心の準備だけで全部変わる。幸せは心の持ちよう。そういうのがアウトドアなのかな。だって自然って変わらないからね。心持ちだよね。

ジョー:シチュエーションをポジティブに変えていくためにレインウェアとかも大事になってきますね。細美さんどうですか?外遊び。

細美:俺ね、昔からキャンプが好きだったんだけど、去年キャンプグッズを一斉に買ったんですよ。クーラーボックスから何からテントも買って。でも、俺が今いいなって思ったのは、今TOSHI-LOWが言ったのは「幸せは心の持ちようだ」って話。それがいいなって思って。例えば、「どうすれば人は幸せだと思いますか?」って言って、箇条書きで書いたとして。例えば「恋人が超イケメンです」とか。でも、箇条書きにするのは簡単じゃん。パートナーのルックスが良くて、超優しくてお金も持っていて、みたいなことを書くけど、それが本当に実現したとしても自分が本当に幸せになるかどうかなんてわからないのよ。どれだけお金を持っていても、自家用ジェット持ってる人でも、もっと欲しいと思うかもしれないでしょ。いま幸せかって、幸せだと思うかどうかってだけで、条件は関係ないんだよなって常々思っていて。それを今TOSHI-LOWが言ったから素晴らしいなって。

ジョー:シンクロしてますね。じゃあウエノさんは?

ウエノ:僕は、したことないです。なんか良くないよね。もっとみんなみたいに誇れる男になりたいね。

細美:じゃあ俺と一緒にキャンプ行きましょうよ!」

ウエノ:え?サシで?

細美:サシで。俺、焼きそば作りますよ。そしたら、ランタンとかのところに虫が飛んできて入ったりするんですよ。

ウエノ:やめようよー!

細美:そのままタンパクとして摂り入れる。ちゃんと炒めれば大丈夫!

ウエノ:でも逆にちゃんと教えて欲しい。やったことないからさ。

TOSHI-LOW:テント張るところから始めたらいいですよ!

©InterFM897

毎回、これが最後のフジロックだと思って楽しんでほしい

ジョー:さて、それでは最後に一つずつメッセージをお願いします。

ウエノ:1年に1回こういうフェスに参加して、俺なんかはあんまり外遊びしない人だけど、ちゃんと備えをして来れば楽しめるっていうのはなんとなくわかったので。わざわざこうして来る不自由さを楽しむっていうね。明日(7月27日)もみんな雨が降るかもしれない(折しも本州に台風が接近中)けど、気をつけて楽しんで帰ってくださいね。またお会いしましょう!

細美:フジロックって、トリのバンドとその前までがヘッドライナーってなるから。一応僕らは今回ヘッドライナーをやったことになるんですよ。こんな機会って一生に1回しかないと思っていて。毎回こういうことがやってくるわけではないので、皆さん人生最後のフジロックと思うくらいに楽しんでいただいて、また来年来れたら、それを人生最後のフジロックと思って、そういう感じで楽しんで帰ってください。怪我しないで帰ってくださいね。

ジョー:いいこと言うなぁ。じゃあ締めは、TOSHI-LOWさん!

TOSHI-LOW:いや(そんないい話の後じゃ)もう無理だな(笑)いいんじゃない、別に。来たければ来ればいいし。フジロッカー!みたいな感じも嫌じゃん(笑)来りゃいいんだって!来て楽しめばいいんだって。大人から子供まで楽しめばいい。その受け皿があるのさ、フジロックって。どんな人でも大丈夫!

ジョー:TOSHI-LOWさん、細美武士さん、ウエノコウジさん、ありがとうございました!

KiU presents GO-OUT ANYWHERE

放送局:InterFM897

放送日時:2019年7月26日 金曜日 22時00分~23時00分

出演者:ジョー横溝

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